コチラも必見!北野天満宮宝物殿「北野天満宮の至宝 第2期 刀剣×梅」part.1  白井直賢「雪中芦雁図屏風」

コチラも必見!北野天満宮宝物殿「北野天満宮の至宝 第2期 刀剣×梅」part.1 白井直賢「雪中芦雁図屏風」

コチラも必見!
北野天満宮宝物殿「北野天満宮の至宝 第2期 刀剣×梅」part.1

白井直賢 雪中芦雁図屏風

北野天満宮宝物殿ときいて、いわゆる絵画作品が充実しているイメージはほとんどないのではないかと思います。
しかし、実は天神さんは、文芸の神様として古くから信仰をあつめており、各時代を代表する絵師・画家の方々の作品も、数多く奉納されているのです。
今回の特別展では、これまであまり展示されてこなかった近世・近代の花鳥画、その中でも特にこの季節にふさわしい作品を選び展示しています。
もちろん絵画作品だけではなく、珠玉の作品のそろう刀剣も約20振を厳選して一挙公開しております。


宝物殿の中の様子

その中でもとびきり魅力的な作品を4回に分けて、京都新聞アート&イベント情報サイト[ことしるべ]でご紹介させていただきます。

まずは、ポスターにも登場しているこちら、白井直賢の《雪中芦雁図屏風》です。
大変繊細で写実性に富んだ作品で、雁の一羽一羽の表情までもが、各々個性的に描かれています。水辺の波の表現も見事です。一目見ただけで、大変に力のある画家の手になる作品だという事がお分かりいただけるのではないでしょうか。
白井直賢は、現在あまり有名とはいい難いですが、彼の円山応挙の弟子で、江戸中期に活躍した京都の画家です。
ねずみを描くのが大変得意だったと伝わります。この作品は直賢の作品の中でも傑作の一つといえるものでしょう。(北野文化研究所・松原史 室長)


白井直賢 雪中芦雁図屏風 江戸時代

北野天満宮の至宝  第2期展「刀剣×梅」
◆会 期 開催中~2019年4月14日(日)まで
◆時 間 午前9時~午後4時(受付終了)
◆会 場 北野天満宮 宝物殿
◆料 金 大人500円 中高生300円 小人250円(未就学児童無料) ※修学旅行生は250円
◆詳 細 北野天満宮HP http://kitanotenmangu.or.jp/index.php



北野天満宮 宝物殿