『第104回光風会展京都展』特集③

『第104回光風会展京都展』特集③

京都文化博物館(三条高倉角)にて第104回光風会展を開催中です。
新しい時代の変化の中で多彩な具象をめざす絵画部と、堅実なモダニズムを追求している工芸部の作品約140点をお楽しみください。

今回の特集では、光風会京都展賞の受賞者と作品を紹介します。

■光風会京都展賞 林昌光 『願望』


作家より…
「本作で描いた石仏は、奈良の猿沢池の少し南にある十輪寺の石仏です。少し微笑みながら、今にも語りかけてくるような、お願いすれば全てかなえてくれそうな感じですので『願望』と言う作品名をつけました。木製や金属製の仏像とは異なり、石仏は絵の具が重なれば重なるほど石らしくなる為、6回塗り重ね、顔の周辺を明るくして顔や上半身を引き立てました。」

プロフィール
昭和13年9月7日生まれ。小学校4年~6年生の頃に水彩画を習う。中学・高校では美術部に所属し、卒業後は広告会社に入社。
35歳で独立。絵を描く仕事、美術に関連する仕事を続け、61歳から主に仏像画を描くようになる。
平城遷都1300年記念事業として奈良県庁からの依頼で奈良県に関連する仏像画16点を制作。東京(日本橋)にある「奈良まほろば館(奈良県東京事務所 情報発信課)」にて展示され、8日間の会期で約4000人が来場。
その後、日本各地で個展を開催。2013年に光風会京都支部に推薦され、5回連続入選。2016年 光風会京都支部展で知事賞を受賞。


本展は会場内での撮影が可能です!
皆さんぜひ会場にお越しいただき、SNSでハッシュタグ「#光風会京都展」をつけて本展の感想をお教え下さい!