5月23日から5月28日まで京都髙島屋７Ｆグランドホールで開催する「第47回日本伝統工芸近畿展」。当コーナーでは、受賞作品を1点ずつご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、《新人奨励賞》を受賞した大塚恵梨香さん作＜紬織着物「水のハーモニー」＞です。

＊作家・大塚恵梨香さんから作品について一言コメント＊
この度は「新人奨励賞」を頂きましてありがとうございました。思いもよらない受賞は、驚きとともに喜びもひとしおです。今回の作品は、京都の鴨川を着物に表現いたしました。鴨川から聞こえる水の音。たくさんの水の道。その水たちが混ざり合い、重なり合い、その音の情景はまるでオーケストラのよう。心地よい時間が流れていきます。このような水のイメージを緯絣の技法で織り上げました。これからも制作する喜びと感謝の気持ちを忘れずに、自分らしい表現を念頭に精進してまいります。お近くへお立ち寄りの祭は、ぜひ会場でご高覧いただけたら幸いです。

今回ご紹介した作品をはじめ、入選した関西２府４県の伝統工芸作家の作品204点が見られる「第47回日本伝統工芸近畿展」は5月23日（水）から28日（月）まで開催。
大塚さんのお話をもっと聞きたい方は、5月26日（土）午前11時からの「特別企画 受賞作家が自作を語る」にもご参加ください。