5月12日午後5時、夕暮れの龍谷ミュージアムに、スポーツウェアに身をつつみ、ヨガマットを片手に携えた方々が集まってきました。普段のミュージアムとは一風違った雰囲気です。
開催中の特別展「お釈迦さんワールド ―ブッダになったひと―」の関連イベントとして、Museum × yoga:「Art yoga」by AKI が行われるのです。
この企画は、閉館後のミュージアムで、悠久の時に思いをはせながら心身をほぐしたあと、インドで育った一人の思想家・お釈迦さんの展覧会をご覧いただく企画です。
講師は京都市中京区 yoga studio TERASU代表・AKI氏。
約15人の参加者にお集まりいただき、窓から見える西本願寺の向こうに太陽が沈み始めたころ、ヨガが始まりました。
参加者の皆さんは、AKIさんの言葉に耳を傾けながら、それぞれポーズを決め、ゆっくりと体をほぐしていきます。本日のクラスはリラクゼーションに重点を置いた内容とのことで、皆さん日ごろの疲れをリラックスされていたようです。
ヨガが終わると、次はお勉強です。
今回はインドにちなんでチャイをご用意いたしました。
ヨガでリラックスした体と頭で、今回の展覧会の狙いやお釈迦さんの生涯について、皆さん熱心に学芸員の方のお話を聞かれていました。
お勉強が終わるといよいよ展覧会鑑賞です。
お釈迦さんの生涯を紙芝居で描いた映像をご覧いただいてから展示室をおまわりいただきます。
途中、学芸員への質問タイムが始まり、立ち止まって会話が弾み、皆さんに興味を持っていただいたようです。
今回ご参加いただいた樋口彩さんは、「龍谷ミュージアムへは初めてきました。ヨガがきっかけで気軽に来ることができました。閉館後にゆっくりと見られるのは良いですね」とご満足いただけたようです。また「仏教に興味が沸きました」とありがたいお言葉も頂戴しました。
今回講師を務めていただいたAKIさんは、「ヨガとミュージアムが関わる新しい取り組みに関われたことを嬉しく思います。継続して盛り上げていきたいです」とエネルギッシュに語られていました。
今回ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
龍谷ミュージアム「お釈迦さんワールド ―ブッダになったひと―」は6月17日まで開催中です。ぜひこの機会に、お釈迦さんの世界に浸りにきてください。