「ターナー 風景の詩」開催記念 紅茶の時間コラム vol.8  「英国式紅茶の淹れ方教室」福田万弓先生へインタビュー

「ターナー 風景の詩」開催記念 紅茶の時間コラム vol.8 「英国式紅茶の淹れ方教室」福田万弓先生へインタビュー

福田先生は学生時代に美術を専門とされていましたが、ターナーについてこれまで関わりはありましたか?

学生時代には日本画を専門としていたため、特別にターナーとの関わりが深かったというわけではありませんでした。しかし、自分の感性を高めるためにも日本画、洋画に関係なくさまざまな芸術に触れるのが好きでした。今回、改めてターナーの作品の数々を見て、とても繊細で牧歌的なのですが恐怖感を体感するような自然の力強さが共存していると感じます。
特に私はヨットが趣味ですので、ターナーが船のある海の景色を多く描いていることには親近感を覚えます。
今回、この展覧会で出張紅茶教室を開催するにあたり、さまざまな方からぜひ参加したいとの声をいただきました。その中で、紅茶だけでなくターナーも好きという意見が多かったことに正直、驚きました。「紅茶とターナーの教室が実現するなんて夢のようです!」とおっしゃる方もいらっしゃいました。「紅茶×ターナー」という組合せに、参加される方の期待度も大きいのだと感じています。
そういえば、内覧会で作品を観覧していて思い出したのですが、中学生の時に美術の授業で模写した水彩画の画家はターナーだったのです!不思議なご縁ですね。

《ヘレヴーツリュイスから出航するユトレヒトシティ64号》1832年展示 油彩・カンヴァス 東京富士美術館 ©東京富士美術館イメージアーカイブ/DNPartcom

 

「紅茶×ターナー」どのような教室になりそうですか?
普段は非公開の重要文化財に指定されているお部屋で開講いたします。今回は英国式紅茶の淹れ方の「ゴールデンルール」を参加者の皆さまに実践してもらいたいと思います。短い時間の中ですが、ゆったりとターナーに思いを寄せた時間を過ごしていただけたらと思います。紅茶のある暮らしを身近に感じていただきたく、参加いただく皆さまにはマイカップ&ソーサーを持参いただきます。
そして厳選した葉で淹れた紅茶を楽しんでいただく予定です。ぜひ体感していただき、これから心豊かに過ごす紅茶のある暮らしを皆さまの日常に取り入れていただけたら嬉しく思います。
ご担当者様が今回のターナー展のポスターをお持ち下さったとき、帆船の絵でしたので驚きました。ターナーといえば、イギリス。イギリスといえば、紅茶。・・そんな繋がりから 今回の紅茶教室が実現したことでしょう。ところがさらに、趣味であるヨットまで繋がっていたなんて!感慨深いです。
当日の教室では、マイライフであるヨットと紅茶のお話も少しご紹介できればと思っております。
どんな香りの紅茶でターナーに思いを寄せていただくかをイメージすべくターナーの作品や画家自身について改めて学んでいますが、知るほどに新たな発見があり、心を奪われております。
内容については直前まで悩んでしまうかもしれませんね。

当日に向けてひとことお願いいたします。

先ほどもお話しましたが、今回は多くの方々から出張紅茶教室に参加したいとの声をいただきました。心を込めた、また正しく学んでいただくための講座を開催するにはどうしても参加いただく人数に限りがあるため、残念ながらご参加いただけなかった方々もいらっしゃいます。心苦しく思っております。
だからこそ、参加いただく方々には、当日ティージョルノレッスンを通じて紅茶を楽しみながら感性や意識を高めていただきたいと思っています。
1日限りの「紅茶×ターナー」の時間をぜひお楽しみくださいませ。

 

京都らしい紅茶教室「ティージョルノ」 http://www.tea-giorno.com/
2018年4月スタート「3回完結・春のティーレッスン」生徒募集中!https://ameblo.jp/ochavi/entry-12345477936.html
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