「第85回独立展」作品紹介2回目は、日本芸術院会員の絹谷幸二から『緑に染まる思い出(ペコチャンと私)』です。
■作家プロフィール
絹谷 幸二
1943年 奈良県生まれ
1966年 東京芸術大学絵画科油画卒業、大橋賞を受賞。第33回独立展 独立賞
1967年 第34回独立展、独立賞受賞
1968年 同大学院修了。独立美術協会会員
1971年 渡伊しヴェネツィア・アカデミア入学。アフレスコ画を研究(73年まで)
ラ・マーザ賞受賞。ヴェネチア近代美術館買い上げ。
ユーゴスラビア インコントロ・ア・モトブン展出品。パジョン美術館買い上げ
1973年 文化庁派遺によりローマ中央修復研究所に入所。帰国 高松塚古墳調査
1974年 第17回安井賞受賞
1977年 昭和52年度文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧(78年まで)
1978年 マニフェスト賞(昭和53年 ビエンナーレ)
1982年 エジプト旅行セントラルアネツクスにて四大文明展
1983年 美術文化振興協会賞。「十果会」結成
1984年 「インド・ガンダーラ絹谷幸二展」
1985年 日本青年画家展優秀賞
1987年 東京芸術大学講師。イタリア・マニフェスト展受賞。第19回日本芸術大賞受賞
1988年 日本青年画家展優秀賞
1989年 第30回毎日芸術賞受賞。京都・田辺町の新庁舎に壁画「光ふるまち田辺」が完成。
文部省海外学術研究調査のためスペイン北部のアルタミラ洞窟、フランス中部のラスコー洞窟、
北欧などを訪れ先史時代壁面の調査研究を行う
1990年 東京芸術劇場に天井画「天・地・人」が完成
1991年 茨城県十王町・法驚院五十塔の壁画が完成
1992年 「生命の歓喜・絹谷幸二展」(名古屋松坂屋)開催
1993年 東京芸術大学美術学部教授。
北京の国立中国美術館で東京芸大絹谷教室の学生と美術家による「中日現代油画展」
1996年 世田谷文学館ロビーに(阪神大震災へのレクイエムとして)「愛する者たちヘ・希望」を製作
1997年 長野冬季五輪公式ポスターがJOCより公式ポスターに採用され、種目別ポスター原画制作
2001年 第57回日本芸術院賞受賞。日本芸術院会員
2008年 東京メトロ副都心線の開通を記念して新設された渋谷駅に陶版レリーフ《きらきら渋谷》を制作。
2009年 絹谷幸二賞が毎日新聞社主催で創設
2010年 東京藝術大学名誉教授に就任
2014年 文化功労者
2015年 第66回日本放送協会 放送文化賞受賞
2016年 梅田スカイビルタワーウエスト27階に「絹谷幸二 天空美術館」が開館
2017年 京都国立近代美術館にて「絹谷幸二 色彩とイメージの旅」
この他展覧会・個展など情報多数。
詳しくは、http://kinutani.jp/profile/