◆講演会レポートVol.1 「日本近代絵画の愉しみ」
10月14日(土)、京都文化博物館フィルムシアターにおいて、本展の監修をされた京都文化博物館・学芸員の植田彩芳子さんの講演会を開催しました。
展覧会の構成に沿って、作品をスクリーンに映し出しながら、展示作品の見どころ、表現の面白さについて解説。
雪の中の美人画、少女、働く女性、ヌード、富士山、秋の風景、鯉や花・・・・・。
同じテーマの絵でも、比較することで見えてくる、それぞれの画家の個性や特徴、表現の試行錯誤の経緯をわかりやすく紹介していただきました。
また、植田さんが日本画を掛け軸などにする際に額縁の役割をする「表具」の面白さにも触れ、やはり美術館で実際に鑑賞することで、図録や画集では見落としてしまうこまやかな表現や画家のこだわりが発見できる愉しみがあると話すと参加者の多くが大きくうなずいていました。
今回は、それぞれの絵に最大限近づいて鑑賞できる会場になっています。
ぜひみなさんも、ゆっくり日本近代絵画の優品の数々を愉しんでください。
〈今後のおもな講演会〉
■10月21日(土) 特別公演会「日本美術とヌード」
講師:宮下規久朗さん(神戸大学教授)
■11月11日(土) 特別イベント「桂そうばのアート・トーク×落語」
出演:桂そうばさん(落語家) 聞き手:植田彩芳子さん(学芸員)
本展の音声ガイドを担当されている落語家・桂そうばさんと展覧会
の担当学芸員・植田さんによるアートにまつわるあれこれ。
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