8月11日(金・祝)、京都文化博物館フィルムシアターにて、「パリ・マグナム写真展」関連イベントとして、タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」のポスター撮影や、舞踊家・田中泯氏、俳優・綾野剛氏の写真集などでおなじみの写真家・平間至氏をお招きしてのトーク・イベント「記録と表現」が開催されました。
イベント前半は来場者との質疑応答を中心に進行し、「記録とは?」「表現とは?」「撮るとは?」という問いかけに対し、平間氏が自身の思いをお話くださいました。
写真を撮ることは、自分の大切なこと・モノ、自分の興味を集める行為であり、それは「自己確認」さらには今の自分を受け入れる「自己承認」につながる。それが写真の力、とおっしゃられたのが印象的でした。
後半は、平間氏が写真を撮るときに考えておられる「思考、言葉で伝えられないものを伝えたい。
自分のイメージを超えたもの、偶然性が写真の感動につながる」という写真に対する思いの実践として、ダンサー・橋本拓也氏をお迎えしてのライブ・フォトセッションを披露していただきました。
音楽が流れる中、ダンサーとともに撮影者自身もその場に身を投じることで生まれる写真。イメージを定着させるだけにとどまらない写真が生まれる熱い現場を会場で見せていただきました。
大変、貴重な場面を目撃できました。
京都文化博物館facebookで、動画が公開されております。→コチラ
イベントの中で、〝もっと「報道」寄りの作品展かと思ったが、「事象」を題材に「自己表現」されている作品が多く、自分が普段やっていることと違和感がなかった“、
と「パリ・マグナム写真展」についての発言もしていただきました。
展覧会は9月18日(月・祝)まで開催中です。
来月の東京でのイベントです。
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