伊藤若冲の生誕300年を機に、若冲の画業を通して、その独自の世界観、優れた作品の数々が、18世紀の京都だからこそ生まれたことを再確認する、京都と伊藤若冲の関わりをひもとく展覧会です。
伊藤若冲は京都錦小路の青物問屋の長男として、今から300年前の正徳6(1716)年に生まれました。家業のかたわら狩野派、光琳や中国の元代、明代の画法を学び、江戸期では初老といわれた40歳で、家業を弟に譲り絵画の制作に専念しました。そして、寛政12(1800)年に没するまで、写生的、装飾的な花鳥画と斬新なタッチの水墨画によって異色の画風を作り上げました。
斬新かつユーモラスな作品のなかに垣間見られる京都の風土や伝統を身近に感じながら、若冲の世界をお楽しみください。
11月8日、「若冲の京都 KYOTOの若冲」の入場者が10万人を達成しました。
京都市美術館にて好評開催中の「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」展。期間限定展示の作品も一部ございます。
今回は11月6日までの主な展示作品を紹介します。お見逃しなく!
「生誕300年 若冲 夢幻のリアル」(9月28日付京都新聞)を掲載。作家の澤田瞳子さんが、伝統的な工法で石燈籠の制作を手がける京都市左京区北白川の石工、西村金造さん(78)を訪ね、若冲の描いた燈籠の秘密に迫ります。
「生誕300年 若冲の京都 KYOTOの若冲」展の特集が10月3日(月)付京都新聞紙面にて紹介されました。ぜひご覧ください。