開催期間:2024年1月6日(土)~2024年4月7日(日)
桃山時代、千利休に重用され樂焼を創設した樂家初代長次郎から450年。
その長い歴史を紡いできた樂家15代吉左衞門の次男として生まれた樂雅臣は「石の中に表現を、表現と共に自然を」を信念とし、石を主材とする彫刻家です。
自然を支配することなく、石の造形を生かした作品づくりをしています。
樂雅臣の作品が美術館の空間に溶け込む姿を、ぜひご高覧ください。
樂雅臣は、20代で『輪廻』、30代で『Stone box』と名付けたシリーズを発表し、作品の形を変えながらも「自然における生命の循環と摂理」という一貫したテーマを据えてきました。
40代を迎えた2023年からは、石を器状に彫り出し焼成した『石器』シリーズに力を注いでいます。
本展では「幽玄 光の世界」、「輪廻 転ずる形」、「現世(うつよ) 物質世界」という構成で、光を透過するアラバスターを用いた新作や、色や表情の異なる大理石からなる『輪廻』の小品など、約30点を展示します。
★展示作品紹介(一部)★
《石器 光の器 拾壱》2023年 アラバスター
器:H55 W145 D145mm 箱:H160 W175 D175
撮影=伊藤信
《Element Series》2020年 大理石
撮影=伊藤信
《Stone box ぬけがら》2023年 アラバスター
H90 W275 D80mm
撮影=伊藤信
《痕跡 石器》2021年 神武岩(溶結凝灰岩)
H50 W165 D130mm
撮影=伊藤信
樂 雅臣(らく まさおみ)
1983年京都生まれ。東京造形大学院美術研究領域造形研究科修了、2018年京都市芸術新人賞受賞。
主な個展に美術館「えき」KYOTO、石川県立美術館での「彫刻家 樂雅臣展」(2017)、賀茂別雷神社での「樂雅臣個展」(2015)・「石器 石から器を」(2023)など。
ヴェネチア・ビエンナーレにあわせ開催されるPalazzo Fortunyでの特別展「PROPORTIO」(2015)・「INTUITION」(2017)にノミネートされ出品するなど、海外でも広く活躍する。
☆★☆★☆2023年1月5日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!
開催期間 | 2024年1月6日(土)~2024年4月7日(日) |
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時間 | 10:00~18:00 (入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日 ※祝休日の場合は翌平日 |
会場 | ZENBI ―鍵善良房― KAGIZEN ART MUSEUM 京都市東山区祇園町南側570-107 |
ホームページ | https://zenbi.kagizen.com/ |
料金 | 一般:1,000円 大学・高校・中学生:700円 小学生以下無料 |
お問い合わせ | ZENBI ―鍵善良房― KAGIZEN ART MUSEUM TEL:075-561-2875 |
主催/後援など | 主催:ZENBI―鍵善良房―、京都新聞 総合プロデュース:井村優三 |