開催期間:2023年7月14日(金)~2023年10月9日(月)
本展は2024年に生誕140年、没後90年を迎える画家、竹久夢二の回顧展です。「夢二式美人」と呼ばれ、一世を風靡した美人画の数々に加え、小説の挿絵、楽譜の表紙デザイン、本の装丁や俳句・作詞にいたるまで、多彩な才能を発揮したクリエーターとしての夢二の魅力が詰まった作品の数々をご覧いただきます。関西では、コレクションがまとまって公開されるのは約30年ぶり。夢二ファンはもちろん、老若男女を問わずお楽しみいただける展覧会です。
誰もが一度は目にしたであろう「夢二式美人」は、年齢や職業はさまざまながら、いずれも色白、小顔、八頭身。愁いを帯びた大きな瞳が印象的です。夢二のやわらかな筆さばきは、彼女たちのありのままの魅力を描き出しました。
岡山に生まれた夢二は、東京を拠点にほぼ独学で多彩な才能を開花させます。順風満帆ではありませんでしたが、大正時代を代表するアーティストとして多くの愛好者を獲得しました。旅をこよなく愛した夢二ならではの風景画や、憧れの地である長崎ゆかりの作品とともに、その生涯をたどります。
《旅》1931年
文才にも長けていた夢二。詩や俳句だけでなく、雑誌の短編小説や新聞の連載小説なども執筆し、多くの挿絵を残しました。本章では、挿絵の原画を物語の一節とともに紹介します。
《おびえる》制作年不明
夢二は音楽への造詣が深く、楽譜の表紙を数多くデザインしました。本章では『セノオ楽譜』と『中山晋平作曲全集』の貴重な表紙原画を、実際の楽譜とともに紹介します。
《セノオ楽譜表紙原画(No.333、460)》1924年頃
1914(大正3)年、夢二は自らデザインした日用雑貨を販売する「港屋絵草紙店」を設立。店は商品を買い求める女性客で連日大賑わいとなります。本章では少女雑誌の表紙原画、千代紙、封筒や便箋、装幀本など夢二のデザインワークに注目し、「カワイイ」夢二の世界を余すところなく紹介します。
《初春》1926年
独学で絵の道に進んだ夢二にとって、作画の基本となったスケッチ。常にスケッチブックを携え、メモ代わりに筆を走らせていたといいます。本章では、風景や人物をありのままに描いたスケッチの数々を紹介します。
☆★☆★☆2023年7月11日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!
開催期間 | 2023年7月14日(金)~2023年10月9日(月) |
---|---|
時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 8月29日(火) |
会場 | 福田美術館 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16 |
ホームページ | https://fukuda-art-museum.jp/exhibition/202304302843 |
料金 | 一般・大学生:1,500(1,400)円 高校生:900(800)円 小中学生:500(400)円 障がい者と介添人1名まで:各900(800)円 ※( )内は20名以上の団体 料金 ※幼児無料 ☆嵯峨嵐山文華館両館共通券☆ 一般・大学生:2,300円 高校生:1,300円 小中学生: 750円 障がい者と介添人1名まで:1,300円 ※福田美術館のオンラインチケットをご利用の方は、嵯峨嵐山文華館を団体割引料金で利用可能。従って、共通券と同じ金額で両館を利用することができます。 |
お問い合わせ | 福田美術館:075-863-0606 |
主催/後援など | 主催:福田美術館、MBSテレビ、京都新聞 |
備考 | 前期:7/14(金)~8/28(月) 後期:8/30(水)~10/9(月・祝) ※会期中展示替え《8/29(火)》があります |