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開催まで46日

開催期間:2020年9月19日(土)~2021年4月17日(土)

【受講者募集中】視覚文化連続講座シリーズ1 視覚の文化地図

【受講者募集中】視覚文化連続講座シリーズ1 視覚の文化地図

なんとなくわかったような気がしている「視覚文化」について理解を深めるための連続講座を開講します。
「視覚の文化地図」をテーマに、美術(浮世絵/日本画/洋画)、写真、マンガ、ポスター、装丁、テレビCMなどを題材に専門家が「視覚文化」を語ります。全8回。
是非お申し込みください。

【日程・テーマ・講師】
時間はすべて14時~15時30分

9月19日(土)「対談:本を造る―帯と装画と文学世界」
講師:藤野可織氏(芥川賞作家)×岸文和氏(同志社大学名誉教授)
装丁に強くこだわった詩人の室生犀星(1889-1962)は、装丁を「著書の品格と書物そのものの生命の鼓動を表現し、象徴するもの」とみなして、書物の内容に最も通じている著者こそ、自著の装丁者であるべきだと主張したことで知られています。
一理あるように聞こえますが、理念としても、また、現実としても、ちょっと立ち止まって考えてみる必要があるようです。
芥川賞作家である藤野可織さんの場合はどうでしょうか。
デビュー時と現在、単行本と文庫本の場合などを比較しながら、著者自身が、自らの著書の装丁への想いを語ります。

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10月17日(土)「日本画・洋画そして彫刻と他の視覚表現」
講師:原田平作氏(大阪大学名誉教授・元愛媛県立美術館館長)

工芸のことを欧米では応用芸術と呼ぶ場合があるように、絵画や彫刻に対して総体的に価値が低いようにみなすことがありました。
また主として建築を大芸術と言い、工芸を小芸術と言うこともありました。
しかし今日ではこれはほとんど通用しないようで、建築はもちろんのこと、絵画や彫刻以外の視覚表現領域でも、優れた作家が多数輩出しているような感じです。
本講はこんな立場に立って、近代日本の絵画と彫刻を可能な限り見直してみようと試みます。

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11月21日(土)「マンガは『文化』になれたのか?―産業・文化・教育の側面から探るマンガの実相」
講師:すがやみつる氏(京都精華大学教授

21世紀に入った頃からマンガはコンテンツビジネスの優等生として、「クール・ジャパン」の中核を担うようになりました。
アカデミックの世界でも2001年に日本マンガ学会が設立され、マンガを研究テーマとした論文が数多く発表されています。
しかし、出版物としてのマンガは1996年がピークで、その後は衰退の一途をたどるばかりです。
このような文化や学術とビジネスの乖離が起こる理由について考えたいと思います。

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12月19日(土)「祭礼と視覚文化―仙台祭と仙台祭絵」
講師:浅野秀剛氏(大和文華館館長・あべのハルカス美術館館長)

祭礼では、広報、販売、記録などのために様々な印刷物が制作されます。
絵図の類も多く、時に多色摺りで制作されます。
仙台祭絵とは、仙台東照宮祭礼時に出版された版画のことです。
それは、一つの山鉾を大画面に大きく描いた大絵図と、一町の山鉾を多数描いた小絵図に大別されます。現時点で大絵図は200図近く確認されます。
江戸時代に出された祭礼関係の版画は多いのですが、100年もの間、大絵図という大々判の図がこれほど多く伝存している例は他にはありません。
その仙台祭絵を通して、祭礼時の視覚文化をかんがえてみたいと思います。

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1月16日(土)「視覚文化のグローバリティとローカリティ ―武藝(Wu Yi)作《西湖》をめぐって」
講師:岩城見一氏(京都大学名誉教授・京都国立近代美術館元館長)

「芸術」や「絵画」等々の視覚文化の諸概念、制度、設備、これらは西洋近代視覚文化観念の世界的広がり、すなわちglobalizationの典型だと言えるでしょう。
このような西洋視覚文化の影響のなかで、「絵画」の東洋的な特徴、つまりlocality (地域性)はどのようなかたちで現われるのか、
現代中国の文人画家武藝(Wu Yi 1966- )の絵画作品《西湖》を取り上げて、この問題について考えてみたいと思います。

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2月20日(土)「視覚に訴える鉄道のイメージアップ策」
講師:須田寛氏(JR東海相談役)

講師の須田寛氏は現場実習時、駅長・駅職員の協力で、標記の社会実験を行い、一定の効果をおさめました。
視覚に訴えて、従来(現代)の常識と異なる方向からイメージアップ、サービス向上がはかられた事例を紹介します。

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3月28日(日)「過去による治癒―鉄道/観光広告の中のキョウト」
講師:佐藤守弘氏(同志社大学教授)

京都への旅行を宣伝する鉄道や観光広告の中には、めまぐるしく動く現代の都市生活に疲れた人の心身を癒やす場所として京都を表すものがよく見られます。
このような語りのパターンは、どのように生まれてきたのでしょうか。
本講演では、東京遷都直後の京都についての語り方や、戦後の流行歌、そして1970年代以降の広告などをひもとくことによって、「キョウト」という場所が、どのように想像されてきたのかを考えていきたいと思います。

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4月17日(土)「テレビCMのレトリック―旅への誘惑」
講師:岸文和氏(同志社大学名誉教授)
テレビCMは、企業や団体が、視聴者に対して、特定の商品/サービスを魅力的に表現することによって、購入/利用するように勧めるために制作されます。
では、国鉄やJR東海のテレビCMは、それぞれの時代の視聴者に、鉄道による旅客輸送サービスを利用してもらうために、どのような映像上の工夫をすることによって、どのような魅力のあるサービスとして表現したのでしょうか。
CMの物語に注目して、このことについて考えてみます。

【申込方法】

きょうと視覚文化財団HPより受講申込書をダウンロードし、メール、FAX、郵送でお申し込みください。

後日、事務局より銀行口座番号と郵便振替番号をお知らせするとともに、郵便振替用紙をお送りします。
郵便振替/銀行振込/現金書留のいずれかの方法で、受講料を事務局に納入して下さい。

受講料の納入を確認次第、受講証をお送りします。

※先着40名

 

開催期間2020年9月19日(土)~2021年4月17日(土)
時間14時~15時30分
(※質疑応答で30分ほど延長する場合があります)
会場 平安女学院大学 京都キャンパス
京都市上京区室町通下立売下ル西側
ホームページhttps://kyoto-shikakubunka.com/
料金通年受講全8回 8000円
『須田記念 視覚の現場』2冊(春季号・秋季号)進呈 

※通年受講者席とは別に若干数の聴講者枠を設けます。
 一講座のみ1200円、要問合せ
お問い合わせ一般財団法人 きょうと視覚文化振興財団
〒611-0033 京都府宇治市大久保町上ノ山51-35
TEL/FAX:0774-45-5511
主催/後援など主催:一般財団法人きょうと視覚文化振興財団、京都新聞
協力:平安女学院、京都新聞総合研究所
備考定員:先着40名