開催期間:2021年7月10日(土)~2021年8月22日(日)
今から2500年前にインドで興った仏教。その開祖であるガウタマ・ブッダは「お釈迦さん」と呼ばれ、時を経て今なお世界中の人々に慕われています。お釈迦さんが説いた数々の教えは、経典(お経)という形で語り継がれてきました。中でも「法華経」はあらゆる衆生への救済が説かれ、日本でも篤く信仰されてきた経典の一つです。
本展では、「釈迦信仰」と「法華経」をテーマに、岡山県立博物館の寄託品を中心に、昨年の企画展「ほとけと神々大集合ー岡山・宗教美術の名宝ー」で紹介し切れなかった、岡山県の名宝がまだまだたくさん。今回は関連する龍谷ミュージアムの収蔵品とを合わせて多数展示し、お釈迦さんの姿や説いた教えをご紹介します。岡山と龍谷ミュージアムのコラボレーション第二弾をぜひお楽しみください。
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昨年度の企画展「ほとけと神々大集合 ―岡山・宗教美術の名宝ー」に続く、岡山特集第2弾。
お釈迦さんの亡くなる場面を中心に描いた重要文化財の「涅槃変相図」や、脇侍の文殊さん・普賢さんのお姿、紺紙に金泥で書写された法華経など、釈迦信仰、法華経に関する約50件の作品を特集展示として紹介します。
お釈迦さんの生涯から、仏教の伝播、日本への伝来、そして受け入れられていくまでを、休館中の岡山県立博物館からの寄託品を中心に構成。京都で岡山の名宝に触れる貴重な機会となります。
重要文化財《涅槃変相図》鎌倉~南北朝時代
自性院・安養院(笠岡市) 画像提供:岡山県立博物館
(左)《普賢菩薩像》(右)《文殊菩薩像》いずれも鎌倉時代
智勝院(井原市) 画像提供:岡山県立博物館
《法華経 巻七》鎌倉時代 千光寺(赤磐市)
《華鬘》南北朝・慶応元年(1389) 岡山県立博物館
画像提供:岡山県立博物館
《絵因果経断簡(松永家本)》鎌倉時代
《釈迦三尊像》室町時代 浄明寺(高梁市)
《観音経絵巻》森養淳 筆 江戸・安政6年(1859) 岡山県立博物館
《仏伝浮彫「出城・衣服交換」》ガンダーラ 2~3世紀(伊賀市)
(左)《単弁蓮華文軒丸瓦》群馬 上植木廃寺出土 白鳳時代
(右)《素弁蓮華文軒丸瓦》滋賀 伝南滋賀廃寺出土 白鳳時代
※展示替えあり
※本展は予約優先制:オンライン予約はこちらから
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※全日程終了しました
記念講演会「岡山の宗教美術 風土と人を通して」 ◆講 師 中田 利枝子氏<就実大非常勤講師(元岡山県立博物館統括学芸員) |
①ワークショップ「天然鉱石から岩絵の具を作ろう!」 絵画で使われる岩絵の具はどのようにして作られるのでしょうか。天然鉱石(ラピスラズリ)を使って、岩絵の具を作ってみよう! ◆日 時 8月7日(土)・8日(日)・9日(月・休) いずれも①11:00~12:30、②15:00~16:30 |
②文化財修復について知ろう! 西本願寺書院(国宝)「虎の間」にある「杉戸絵」の復元展示を通して、文化財修復についてわかりやすくご紹介します(パネル展示)。 ◆日 時 8月3日(火)~8月9日(月・休)10:00~17:00 |
③本願寺書院「虎の間」特別拝観ツアー 龍谷ミュージアムの学芸員が非公開の西本願寺の書院「虎の間」などを、解説を交えながらご案内します。 ◆日 時 8月7日(土)・8日(日)・9日(月・休) いずれも①9:30~10:30、②13:30~14:30 |
開催期間 | 2021年7月10日(土)~2021年8月22日(日) |
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時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで) |
休館日 | 月曜日、8月10日(火) ※ただし8月9日(月・休)は開館 |
会場 | 龍谷大学 龍谷ミュージアム 京都市下京区堀川通正面下ル(西本願寺前) |
ホームページ | https://museum.ryukoku.ac.jp/ |
料金 | 一般550円(450円)、シニア450円(350円)、大学生400円(300円)、高校生300円(200円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下、障がい者手帳などの交付を受けている方とその介護者1名は無料 |
お問い合わせ | 龍谷ミュージアム TEL.075-351-2500 |
主催/後援など | 主催/龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞 後援/エフエム京都、岡山県教育委員会、山陽新聞社、RSK山陽放送、TSCテレビせとうち |
備考 | 本展は予約優先制です。ご予約がなくともご入館いただけますが、混雑時には、ご入館までお待ちいただくことがあります。龍谷ミュージアムHPからご予約ください。 |