和室

元年(1912)頃に櫻谷自ら設計に関わり建造した京都衣笠の邸宅。
現在、櫻谷文庫として継承される和館、洋館、画室は、今年、画家の思想や趣味を反映した貴重な近代建築として、京都市指定文化財に指定されました。今後も貴重な邸宅と資料を残すためのクラウドファンディングも実施され、漆喰の修理なども行われました。

櫻谷はここで文展、帝展にも出品した数々の名作をうみだしました。
京都の郊外、北野天満宮や金閣寺もほど近い衣笠の地は、櫻谷が移り住んだのを契機に、菊池芳文、土田麦僊、村上華岳、小野竹僑をはじめとする京都画壇の画家たちが周辺に転居し、あたかも画家村の様相を呈しました。櫻谷の愛してやまなかったこの邸宅のたたずまいとともに、手描きの婚礼衣装や櫻谷筆の色紙を一挙公開します。

【展示品をご紹介】

　
すべて木島櫻谷筆の色紙（櫻谷文庫蔵）

★連携櫻谷展★
泉屋博古館「木島櫻谷ー山水夢中ー」　詳細ページはこちら
南禅寺塔頭南陽院「本堂障壁画 特別公開」
宮脇賣扇庵「木島櫻谷の扇」展
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