開催期間:2023年1月28日(土)~2023年4月9日(日)
現在福田美術館は約1800点のコレクションを有しています。このうち約200点は元々、国内有数の美術収集家であった山本憲治(1946-2020)氏の所蔵品であり、新しく福田コレクションに新しく加わったものです。
本展は新収蔵品の中から明治から昭和に活躍した有名画家たちの名品をご紹介いたします。
従来の福田美術館の企画展とは一味違ったラインナップをお楽しみください!
福田美術館に新たに加わった、珠玉のコレクション約200点を堪能
東山魁夷《春来る湖》
第1章:新しい日本画の境地
近代の日本画には、伝統を継承する江戸時代までとは全く異なる、誰も表現しなかったような個性を強く発揮したものこそが素晴らしいとする価値観の革命がおきたのです。
第1展示室では、近代日本画の先駆けとなった日本美術院の創設者である岡倉天心のもと、先陣を切った横山大観や菱田春草らの作品を展示します。さらに、天心の死などにより力を失っていた院展の再興に集った次世代の安田靫彦、小林古径、前田青邨などの作品の数々をご紹介。
一方京都で東京と異なる趣を追求しようとした徳岡神泉や山口華楊などの作品もご覧いただけます。
山口華楊《待春》
第2章:魁夷・又造「2人の山」
戦後の日本では伝統的な日本画を否定する新たな主張が広がっていました。日本画家たちの新しい活躍の場である日展でも、名前に「山」が含まれる東山魁夷、杉山寧、高山辰雄ら3名は「日展三山」と呼ばれ注目を集めました。第2展示室では、青を基調とした象徴的で幻想的な作風で一世を優美した魁夷と、三山には含まれませんでしたが日本画の本質的な装飾美を追求した戦後を代表する日本画家、加山又造をご紹介します。
東山魁夷《緑の朝》
第3章:故郷の風景
美術収集家・山本憲治氏は内航海運事業を創業した企業化であり、瀬戸内海に面した広島・呉の出身です。生まれ故郷の中国地方出身の画家や海を主題とした作品を多く蒐集していました。パノラマギャラリーでは岡山県笠岡出身で故郷の風景を描き続けた小野竹喬と広島出身の奥田元宗の作品を紹介します。
小野竹喬《浜辺》
《EVENT》 ②4月1日(土)17時30分~ ※詳細やお申し込みは福田美術館HPから |
☆★☆★☆2023年1月24日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!
開催期間 | 2023年1月28日(土)~2023年4月9日(日) |
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時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週火曜日※3月21日(火)は開館 |
会場 | 福田美術館 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16 |
ホームページ | https://fukuda-art-museum.jp/ |
料金 | 一般・大学生1,300(1,200)円、高校生700(600)円、小中学生400(300)円、障害者と介添人1名まで700(600)円 ※()内は、20名以上の団体料金 ■嵯峨嵐山文華館との二館共通券:一般・大学生2,000円、高校生1,000円、小中学生550円、障害者と介添人1名まで1,000円 |
お問い合わせ | 福田美術館 ☎075-863-0606 |
主催/後援など | 主催:福田美術館、京都新聞 |
備考 | ※一部展示替えあり |