開催期間:2016年11月3日(木)~2016年12月4日(日)
王朝貴族の高い美意識と篤い信仰心の結晶でもある、高麗王朝後期に生み出された仏教絵画。阿弥陀如来、観音菩薩をはじめとするみほとけに満ちる気品と善意。それは柔和な表情、繊細な衣の文様、温雅な色彩などに表れています。東アジア絵画史において、独特の光彩を放ち、近年高く評価される高麗仏画ですが、現在その数は世界にわずか160点あまりです。本展では国内でまとめて観る機会のなかったその名品26点が一堂に集います。
※一部展示替えがあります
■主な展示作品
重文 水月観音像(楊柳観音像)徐九方筆 1323年 泉屋博古館 【修理後初公開】
重文 大宝積経 1006年 京都国立博物館(展示期間:11月3日~20日)
重文 阿弥陀如来像 1306年 根津美術館
など名品がそろいます。
■関連イベント 各種開催!(イベントはいずれも入館料が必要です)
●講演会「静粛の美―高麗仏画の図像と歴史」
日時:11月20日(日)午後1時30分~3時
講師:鄭于澤(韓国東国大学校教授) ※日本語でおこないます
内容:世界に点在する高麗仏画を長年にわたり調査してこられた第一人者が語る、熱くて優しい高麗仏画入門。
※会場は泉屋博古館講堂。当日先着100名様まで
●シンポジウム「ヴェールを脱ぐ観音―高麗仏画 水月観音像の修理と調査」
日時:11月26日(土)午後1時30分~4時
パネラー:朝賀 浩(文化庁文化財部美術学芸課)、岡 岩太郎(株式会社岡墨光堂)、金 珉(韓国国民大学文化財保存学科)、廣川 守(泉屋博古館)
コメンテーター:井手 亜里(京都大学大学院工学研究科)
内容:高麗王朝の宮廷画家が描いた観音像(重文 泉屋博古館蔵)の修理完成記念として、修理、調査に関わった各界の専門家にそれぞれ最新の成果をお話いただきます。
※会場は泉屋博古館講堂。当日先着100名まで
●ワークショップ「絵具の秘密―高麗仏画の彩色技法~お話と仏画彩色体験~」
日時:11月27日(日)午後1時30分~3時(会場は泉屋博古館講堂)
講師:金 珉(模写制作家)※日本語でおこないます
定員:15名(要予約、電話075-771-6454)
参加料:1500円
内容:観音像の模写を手がけた画家が、絹に岩絵具で描かれた高麗仏画の繊細な技法を実技もまじえてご紹介します。
※只今、満席となっております。
●ギャラリートーク
学芸員が展示室で解説します。
午後2時から 11月3日(木・祝)「中国青銅器の時代」 廣川 守
11月5日(土)、12月3日(土) 「高麗仏画」 実方葉子
開催期間 | 2016年11月3日(木)~2016年12月4日(日) |
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時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分前まで) |
休館日 | 月曜日 |
会場 | 住友コレクション 泉屋博古館 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 |
ホームページ | http://www.sen-oku.or.jp/ |
料金 | 一般800円、高・大学生600円、中学生350円(小学生以下無料) ※20名以上は団体割引20%、障害者手帳ご提示の方は無料 ※特別展・青銅器館両方ご覧いただけます |
お問い合わせ | 泉屋博古館 電話:075-771-6411 |
主催/後援など | 主 催:公益財団法人 泉屋博古館、毎日新聞社、京都新聞 特別協力:公益財団法人 根津美術館 助 成:芸術文化振興基金、公益財団法人 花王芸術・科学財団 後 援:京都市、公益社団法人 京都市観光協会、NHK京都放送局、京都市内博物館施設連絡協議会 |