開催期間:2023年1月28日(土)~2023年4月9日(日)
鎌倉時代の歌人・藤原定家が編んだ秀歌撰である小倉百人一首は今なお多くの人々に親しまれています。
今回の企画展では、百人一首ゆかりの書や絵画をご覧いただくとともに、百人一首の歌人の中から在原業平に着目し、彼が主人公とされる『伊勢物語』の各段を彷彿とさせる名作をご紹介します。
展覧会を通じ、2つの古典文学作品により親しんでいただける内容となっています。
ー…百人一首発祥の地で、ゆかりの作品に触れる
鎌倉時代の歌人・藤原定家が編んだ秀歌撰である小倉百人一首は、定家の息子・為家の舅である宇都宮頼綱(蓮生)の求めに応じて約500年の間に編纂された勅撰和歌集から、100人の歌人が詠んだ歌を1首ずつ選び、色紙に揮毫したものです。
本展では百人一首の原型を伝える貴重な作品である、定家直筆とされる「小倉色紙」や、百人一首に登場する歌人を描いた、近世から近代にかけての日本画を展示します。
藤原定家《小倉色紙 朝ぼらけ》
菊池契月《六歌仙図屛風》(上:右隻/下:左隻)
ー…恋多き美男子の物語、伊勢物語を想起させる絵画
2階畳ギャラリーでは百人一首の歌人から、17番ちはやふる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」を詠んだ在原業平に着目。彼を主人公とする『伊勢物語』の場面を想起させるような絵画を展示いたします。
百人一首と伊勢物語、2つの古典文学を絵と共に読み解いて親しむきっかけになる展覧会です。
古に思いを馳せつつ、ぜひ会場で作品をお楽しみください。
俵屋宗達 「益田家本伊勢物語図 色紙第二段《西の京》」
小林古径《芥川》
『伊勢物語』とは…
平安時代中期の歌物語。作者、成立年未詳で、在原業平を主人公とした和歌にまつわる短編歌物語集。時代と共に改稿されながら、抒情的な作品の代表として古来多くの人々に愛され、近代にいたるまで多くの影響作を生んだ。
《EVENT》 |
開催期間 | 2023年1月28日(土)~2023年4月9日(日) |
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時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週火曜日 ※3月21日(火)は開館 2月19日は「ちはやふる小倉山杯」観戦者のみ入館可 |
会場 | 嵯峨嵐山文華館 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11 |
ホームページ | https://www.samac.jp/ |
料金 | 一般・大学生900(800)円、高校生500(400)円、小中学生300(250)円、障害者と介添人1名まで500(400)円 ※()内は、20名以上の団体料金 ■福田美術館との二館共通券:一般・大学生2,000円、高校生1,000円、小中学生550円、障害者と介添人1名まで1,000円 |
お問い合わせ | 嵯峨嵐山文華館 ☎075-882-1111 |
主催/後援など | 主催:嵯峨嵐山文華館、京都新聞 |
備考 | 前期:1/28(土)~3/6(月) 後期:3/8(水)~4/9(日) 会期中展示替えがあります |