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アート・展示
終了まで69日

開催期間:2024年3月20日(水)~2024年7月7日(日)

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ

パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展—美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ

本展は、世界屈指の近現代美術コレクションを誇るパリ・ポンピドゥーセンターの所蔵品を中心に約130点を展示する、日本では約50年ぶりとなるキュビスムの大型展覧会です。約40人の作家による初来日作品50点以上を含む絵画や彫刻などにより、20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの全貌を紹介します。

50年ぶりの大キュビズム展
パリ・ポンピドゥーセンターから50点以上が日本初出品

ロベール・ドローネー《パリ市》 1910-1912年
Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Achat de l’ État, 1936. Attribution, 1937) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Georges Meguerditchian/Dist. RMN-GP

 

20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出されたキュビスムは、西洋美術にかつてない変革をもたらしました。その名称は、1908年にブラックの風景画が「キューブ(立方体)」と評されたことに由来します。伝統的な遠近法や陰影法による空間表現ではなく、幾何学的に平面化された形を用いて画面を構成する試みは、絵画は現実を再現するというルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。パリの若い芸術家たちに衝撃を与えたキュビスムは、瞬く間に世界中に広まり、以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼします。

 


マリー・ローランサン《アポリネールとその友人たち(第2ヴァージョン)》
1909年 Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Dation en 1973) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Audrey Laurans/Dist. RMN-GP


 

フェルナン・レジェ《タグボートの甲板》1920年
Centre Pompidou, Paris Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Legs de Baronne Eva Gourgaud en 1965) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Philippe Migeat/Dist. RMN-GP

 

 

フランティシェク・クプカ《色面の構成》 1910-1911年
Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Achat, 1957) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Philippe Migeat/Dist. RMN-GP


 

フアン・グリス《朝の食卓》 1915年10月
Centre Pompidou, Paris, Musée national d’art moderne - Centre de création industrielle (Achat, 1947) © Centre Pompidou, MNAM-CCI/Philippe Migeat/Dist. RMN-GP

 

本展は全14章で構成されます。
前半は、ポール・セザンヌやアンリ・ルソーの絵画、アフリカの彫刻などキュビスムの多様な源泉を探る「キュビスムの起源」から始まり、ピカソとブラックが2人きりの緊密な共同作業によって全く新しい絵画を発明する軌跡を追います。後半では、その後のキュビスムの展開に重要な役割を果たすフェルナン・レジェ、フアン・グリス、ロベールとソニア・ドローネーら主要画家たち、キュビスムを吸収しながら独自の作風を打ち立てていくマルク・シャガールら国際色豊かで個性的な芸術家たちを紹介します。

 

開幕記念講演会
本展監修者であるポンピドゥーセンター/国立近代美術館前副館長のブリジット・レアル氏、同じく研究員のマクシミリアン・タインハルト氏による「キュビスム展―美の革命」開幕記念講演会を開催します。

講演1「偉大な革命、キュビスム」
時間:13:00~14:30
講師:ブリジット・レアル氏(本展監修者・フランス文化財首席学芸員・ポンピドゥーセンター/国立近代美術館・産業創造センター前副館長)

講演2「奇想のキュビスム:大衆文化におけるキューブの変容(1911-1914)」
時間:15:00~16:00
講師:マクシミリアン・タインハルト氏(ポンピドゥーセンター/国立近代美術館・産業創造センター研究員)

質疑応答(16:00~16:30)
※逐次通訳あり

基本情報             
日程|2024年3月20日(水・祝)
時間|13:00-16:30
場所|講演室(本館地下1階)
料金|無料(ただし、入場には当日観覧券が必要です)
観覧料金についてはこちら

定員:80名(予約不要・先着順に整理券配布)
※講演室入口にて12:00から整理券を配布します。
※12:30から入場いただけます。


スペシャルチケット       
キュビズム展では当日券のほかに
①ステッカー付きチケット②音声ガイド付きチケット③図録付きチケットの3種のスペシャルチケットをご用意しております。
チケットに関する情報はこちらをご覧ください。
(展覧会公式チケットページに移動します。)

キュビズム展公式https://cubisme.exhn.jp/
京都市京セラ美術館https://kyotocity-kyocera.museum/
 


音声ガイド          
貸出料金|650円(税込)
※お一人様一台につき

 ナレーション、音声ガイドは声優の三木眞一郎さん、伊駒ゆりえさん
美術愛たっぷりのベテラン・三木さんとフレッシュな伊駒さんのお二人が、やさしく丁寧にキュビスムの世界をナビゲート。まるで会場を一緒に回っているように、作品のみどころ、楽しみ方をご案内します。

ボーナストラックは山田五郎さん
五郎さんのキュビスム愛がつまったボーナストラック。『そもそもキュビスムとは何?』などなど。展示作品をより一層楽しめる山田五郎流補足解説。聴けば語りたくなること間違いなし。美術ファン必聴です。

音声ガイド・グッズ情報の詳細は公式ホームページをご覧ください。
 

ポンピドゥーセンターについて

フランスのジョルジュ・ポンピドゥー元大統領によって構想され、1977年に開館したポンピドゥーセンターは、パリの中心部にある複合文化施設です。中核を占める国立近代美術館・産業創造センターは世界屈指の近現代美術コレクションを誇り、キュビスムの優品を数多く収蔵しています。プリツカー賞を受賞した2人の著名な建築家、リチャード・ロジャースとレンゾ・ピアノによって設計され、配管やチューブ状のエスカレーターがむき出しになった特徴的な外観でも知られています。


☆★☆★☆2024年3月17日付京都新聞朝刊に掲載された特集紙面はコチラでもご覧いただけます!!

開催期間2024年3月20日(水)~2024年7月7日(日)
時間10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
会場 京都市京セラ美術館
〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町 124
ホームページhttps://kyotocity-kyocera.museum/
料金一般:2,100円(1,900円)
高校・⼤学生:1,400円(1,200円)
小中学生:900 円(700 円)
未就学児無料
※価格はすべて税込み
※( )内は前売、20名以上の団体料金
主催/後援など主催:ポンピドゥーセンター、日本経済新聞社、テレビ大阪、京都新聞、京都市
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛:大林組、DNP大日本印刷、日本通運、ブシュロン ジャパン
協力:サッポロビール、日本航空、パリ・ポンピドゥー・センター日本友の会
備考●事前予約は不要ですが、会場の混雑状況によっては、入場までお待ちいただく場合がございます