開催期間:2021年4月24日(土)~2021年7月4日(日)
2020年に開催した「美人のすべて」は新型コロナウイルスの感染拡大のため、やむなく会期途中で閉幕となりました。本展は「美人のすべて」に新たな作品を加え、再構成。福田美術館の美人画のすべてをご覧いただける展覧会となります。
美人画とは…
容姿や装い、あるいは感情の動きや内面から醸し出される美しさなど、さまざまな観点から女性の魅力を描いた絵画のことです。明治時代以降、日本画の重要なジャンルのひとつとなり、今なお多くの人々を魅了してやみません。
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京都を代表する日本画家・上村松園(1875-1949)は、女性が画家として生きることが困難だった時代に独自の美人画で道を切り開き、その功績により、女性として初の文化勲章を受章しました。本展では前回初公開で話題となった「雪女」を含む、理想的な女性美を追究し続けた松園の所蔵作品24点を前期・後期に分けて全て公開いたします。
また、江戸時代に描かれた浮世絵の女性像や、松園と同時代に活躍した鏑木清方(1878-1972)、伊東深水(1898-1972)、竹久夢二(1884-1934)など美人画で名高い画家による作品もあわせてご覧いただきます。
春爛漫の嵐山で、福田美術館が誇る華やかな美人画の数々をどうぞご堪能ください。
【主な展示作品をご紹介】
安藤広重《美人と猫図》
山川秀峰《振袖物語》(右幅)
上村松園《長夜》
竹久夢二《長崎十二景(青い酒)》
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114年ぶりのお目見え‼
上村松園が《長夜》で3等賞第1席を受賞した第1回文展にて、同じく3等賞を受賞した池田蕉園の《もの詣で》が114年ぶりに再発見され、今回公開されます。現在のかたちは絹本着色二曲一隻屏風。右隻に《もの詣で》、左隻に明治期のハイカラな装いが印象的な《春の日》と、2つの作品が1つの屏風に作り替えられた姿で残っています。
作品の見どころについて紹介している、プレス内覧の記事はコチラからご覧いただけます。
池田蕉園《もの詣で》(一部)
★京都新聞での特集記事はコチラから読めます★
開催期間 | 2021年4月24日(土)~2021年7月4日(日) |
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時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで) |
休館日 | 火曜日 ※5月3日(月)~5日(水)は開館、5月6日(木)は休館 |
会場 | 福田美術館 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16 |
ホームページ | https://fukuda-art-museum.jp/ |
料金 | 一般・大学生1,300(1,200)円、高校生700(600)円、小中生400(300)円 障がい者と介添人1名まで各700(600)円 ※幼児無料 ※()内は、20名以上の団体料金 ※嵯峨嵐山文華館との2館共通券 一般・大学生:2,000円、高校生:1,000円、小中学生: 550円 障がい者と介添人1名まで:1,000円 |
お問い合わせ | 福田美術館 075‐863-0606 |
主催/後援など | 主催:福田美術館、京都新聞 |
備考 | 前期:6/2(水)~6/7(月) 後期:6/9(水)~7/4(日) 会期中展示替えがあります |