開催期間:2017年2月28日(火)~2017年4月9日(日)
流れるような曲線による構成を特徴とするアール・ヌーヴォー。本展では、1889年と1900年のパリ万国博覧会を軸に、釉下彩を伴ったセーヴルやロイヤル・コペンハーゲン、マイセンといったヨーロッパの名窯を中心に、上絵付や結晶釉などの加飾による作品をまじえ幅広く展示します。さらに、日本との結びつきを示す作品、および関連するリトグラフや素描、書籍を併せた約180件の展示で、多彩な様相を紹介していきます。
アール・ヌーヴォーは、欧米で19世紀末から20世紀初頭にかけて全盛を極めた工芸や建築、グラフィック・アートなどの多岐にわたる装飾様式で、流れるような曲線によって構成されていることを特徴とします。
こうした流行は、同時代における陶磁器のデザインにも顕著に現れることとなり、美しく優雅な作品や東洋陶磁に倣った作品が次々と誕生していきます。これは、透明釉の下に多色の模様を施すような釉下彩をはじめとする新しい技術や技法の開発があって、初めて可能になったものといえます。
本展覧会は、アール・ヌーヴォー様式によるヨーロッパ名窯の作品の数々を、国内において総合的に紹介する初の展覧会です。
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写真左より、
「上絵金彩エジプト女性センターピース」(部分) KPMベルリン 岐阜県現代陶芸美術館蔵
「釉下彩クロッカス文コーヒーサーヴィス」 マイセン 岐阜県現代陶芸美術館蔵
「上絵マーガレット文花瓶」 セーヴル (有)セレスト蔵
【イベント①】※事前申込制・有料
「気軽にお茶会体験 第35回 洋食器のミニ茶会Ⅳ」
3月10日(金)午後1時~・午後3時~
11日(土)午前11時~・午後1時~(各回約60分)
【イベント②】※聴講無料。ただし、別途入館料が必要
ギャラリートーク
3月12日(日)午前11時~
講師:山口敦子氏(岐阜県現代陶芸美術館 学芸員)
※イベントの詳細はホームページをご覧ください。
開催期間 | 2017年2月28日(火)~2017年4月9日(日) |
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時間 | 午前10時~午後6時※入館は閉館30分前 |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) |
会場 | 細見美術館 京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 |
ホームページ | http://www.emuseum.or.jp/exhibition/ex052/index.html |
料金 | 一般1300円(1200円)、学生1000円(900円)※かっこ内は20名以上の団体料金 |
お問い合わせ | 細見美術館 電話:075-752-5555 |
主催/後援など | 主催:細見美術館、京都新聞 |
備考 | 会期中一部展示替えあり 京都新聞トマト倶楽部会員はカード提示で本人のみ入館料無料 ★次回展「愛媛県美術館所蔵 杉浦非水―モダンデザインの先駆者―」(4月15日~6月11日)もお楽しみに! |