2019年1月22日
京都市勧業館みやこめっせ地下1階【京都伝統産業ふれあい館ギャラリーⅡ】では、「珠数のある風景」が開催中です。(2月3日まで)
「誕生・就職・結婚記念など・・・人生の四季<節目>に珠数を―」との想いから、京都珠数製造卸協同組合が企画、新たな珠数のあり方やそのカタチを提案しています。
もともと珠数は、読経の際に、お経を読むごとに玉をひとつずつ繰ることで、回数を数える道具でした。時代が経つにつれ、数を数える道具という意味が薄れ、象徴的な意味合いが強くなってきました。鎌倉時代以降、広く一般に普及した珠数は、現在では、宗派ごとに形状や材料、仕上げの方法などが異なり、主な種類だけでもおよそ70種類あると言われています。
会場では、人生の節目節目を季節に見立て、季節をイメージさせる煌びやかな写真とともに、それぞれの節目において珠数がもつ意味や役割、またそのあり方やカタチを見ることができます。
珠数を吊るして展示するなど、珠数の持つ新たな可能性を、ぜひ会場でご覧ください。