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2018年11月21日

本日開幕!「第30回記念 工芸美術創工会展」 ミュージアムトークレポート

第30回 工芸美術創工会展」初日に、創工会企画 選抜展「光の余韻」出品者によるミュージアムトークが開催されました。
創工会会長で陶芸家の小林英夫氏による司会のもと、出品者5名に今回の展示作品に対する思い、テーマ、インスタレーションの試みについてお話をしていただきました。
出品作品の画像はコチラ

 

宮木 康 氏
バイクが好きで、ツーリングの時に感じる「風」をテーマに作品を作ってきました。
それに飽きてきて、ボーッと空を眺めることが多くなりました。
同じ空でも、場所によって彩度が違い、その中で自分にとって落ち着く色が烏丸御池の空でした。

鮮やか過ぎないのがよくて、作品制作したいと思いました。


中村 譲司 氏
普段はコンセプトをもってあまり作品を作りません。
今回、「光」を「風神雷神」、「余韻」を「時間軸」にあてはめてみました。
今の建築物に合うのはこのサイズかな、と思い小さな作品を展示しました。
今回、他の展示会場との差別化をはかるため暗くしたのは成功だったと思います。


昼間 和代 氏
カナダのケベック地方で見た白樺や日本の竹林の隙間から見える光が美しく、そんな木漏れ日を形にすることで、「光の余韻」を表現。
また、生まれて朽ちていくまでを、森の中の風景として展開しています。
私の作品作りでは、「生命の根源」がテーマで、そしてそこに「水」があります。


今井 裕之 氏
自分の常からのテーマは「祈り」です。
小さな作品も作り、癒しのアイテムになってくれればいいなと思っています。
今回は「宇宙」をテーマに空に向かって祈りを捧げる様子を表現しました。下の台で宇宙を感じてほしいですね。

 

内田 明司 氏
作品作りに際して、「心の光の余韻」を考えました。
「心の光」はみんなそれぞれ違い、考えれば考えるほど答えがなくて、奥深いと思いました。
また、染を「動き」として表現したいと思い、今回の作品を制作しました。

 

ぜひ、個々の作品を観ると同時に、会場全体を「空間」として観て楽しんでください。

トークイベントは最終日11月25日(日)午後2時からも行われます。この日は、新進作家五人展の出品作家によるお話しをお聞きします。お楽しみください!


第30回記念 工芸美術 創工会展の詳細はコチラ

★創工会会員の方の過去の記事もこちらから読めます。
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