11月8日（火）午後3時半、東京国立近代美術館で「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」の報道発表会が行われました。映画『利休にたずねよ』で利休の妻・宗恩を演じ、また本展の音声ガイドをつとめる女優の中谷美紀さんにご登場いただき、十五代 樂吉左衞門さんとのスペシャル対談も実現し、会場は大いに盛り上がりました。

中谷さんは対談の中で「『利休にたずねよ』に出演した際、万代屋黒（もずやぐろ）を手にした時、手がふるえました。450 年の歴史が流れているんですね」と語り、吉左衞門さんは「その撮影で、万代屋黒を使用してお茶を点てたのが実に100 年ぶりくらいだったと思います」と、表現者として大切にしていることは何かという問いかけに対し「常に新しい自分でありたい」と語りました。

本展では千利休の愛した黒樂茶碗「大黒」をはじめ、歴代の重要文化財のほとんどが一堂に公開されます。開催期間は12月17日（土）から平成29年2月12日（日）まで、会場は京都国立近代美術館。
ぜひこの機会に、千利休の愛した美の世界をお楽しみください。
 

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