連載第2弾は、2月17日(土)に開催された大会では惜しくも準優勝に終わりましたが、優勝はじめ上位入賞の常連選手、髙屋みのりさん(網野スキークラブ所属)にお話をうかがいました。
髙屋みのりさん
ー スキーを始められたのはいつ頃からですか?
ー 子どもの頃から両親がスキーが好きだったので、家族でスキーを楽しんでいました。
競技を始めたのは小学校の5年生だったと思います。
父の勧めで網野スキークラブに入り、京都府スキー連盟のクラブ対抗に出場したのがきっかけですね。
ー 主な実績があればお教えください。
ー 全中、インターハイ、インカレに出ました。女性スポーツフェスティバルには、4、5回くらいでていますよ。
ー フェスティバルに参加した中で、思い出や印象に残ったことなどおありですか?
ー ジュニアの記録会も同時開催していただいているので、私がいただいた優勝カップをクラブの子どもたちが見て驚いていたことですね。
よい刺激になったと思います。
ー スキーの魅力はどういったところにあると思われますか?
ー 自然の中で楽しめること。唯一無二のコースでの競技であること。自分との戦いであり、一瞬一瞬の判断がタイムにつながること。
そのスピード感。技術習得に終わりがないこと。そういったところでしょうか。
あと、老若男女が楽しめる競技なので、父母、子どもたち、家族みんなで楽しめることも魅力ですね。
競技中の様子
ー 家事、子育て、仕事を行う中で、練習時間や大会参加の時間を確保するご苦労などはどうでしょうか?
ー そうですね、小学校の講師をしているので、なるべく子どもと一緒に体を動かすようにしています。わが子も同じようにアルペンスキーをしているので、一緒に練習をすることもありますよ。
子どもの大会の応援に行くと、全国のトップレベルの選手の滑りを見られるので、よいイメージトレーニングになっていると思っています。
大会のスタッフとしての参加もしており、スポーツを「する側」だけでなく、「支える側」にいることも、競技をする上でプラスになっていると思いますね。
ー 年齢とともにスポーツに対する思いは変わりましたか?
ー 年齢を重ねているので、体力をいかに維持するかがテーマですね。
また、仕事もあり怪我をするわけにはいかないので、体を鍛えることは大切だと感じています。
実際には、なかなかトレーニングの時間は確保できていませんが、子育てが一段落したら、また、頑張りたいと思っています。
若いころは特に必要と感じていませんでしたが、柔軟性や体幹の強さも必要なので、ヨガやピラティス、SUPなどぜひも取り入れたいですね。
冬のスポーツなので、実際に滑る時間は限られてしまいますが、以前はソフトバレーボールや陸上競技も楽しんだので、オフシーズンにはそれらの競技にも挑戦したいです。
また、琴引浜の近くに暮らしているので、SUPやカヌーなど、海でのスポーツをトレーニングに取り入れたいですね。
ー ところで、サン・クロレラ杯に参加する楽しみは何でしょうか?
ー いろいろな女性が挑戦する場なので、他の大会にくらべ華やかさがあるように感じています。また、人生の先輩方もまだまだ頑張って参加されているので、励みになりますね。
トレーニングの時間確保の工夫などの情報交換ができるのも魅力です。
また、上級者だけでなく、どのレベルの方も楽しめる大会になっています。今年、新たに同じ網野スキークラブの方が参加してくれます。いろいろな女性の挑戦ができる場だと感じています。
ー 大会にかける思いをお聞かせください。
ー 今年の大会は長年のライバルでもある親友が出場します。
大会連覇は厳しいと思いますが、競技スポーツである以上、少しでも速く滑って勝てるように挑戦したいと思っています。
今年は、同じ網野スキークラブから、もう一人参加します。彼女の挑戦も応援したいですね。