国際日本文化研究センター(通称・日文研)が所蔵する春画・妖怪画のコレクションの中から精選した150点を紹介する本展は会期中3回の展示替えを行う全4期構成となっております。
11月13日からの第3期では、特に大幅な展示替えが行われ、数多くの作品が新たに展示されることになりました。
ここでは3期から展示が始まった作品を紹介します。
<3期から展示が始まった作品はコレ!>
お寺や神社を参拝した時に記念として貼る、千社札。
真野暁亭の「東都千社納札大会披露」は妖怪をモチーフに障子越しに影絵遊びをするユニークなデザインです。
本展では、かるたやすごろくなどの玩具に描かれた妖怪の”おもちゃ絵”から、子ども向け玩具のフォーマットを用いつつも性的なモチーフを描いた”大人のおもちゃ絵”の数々も展示しています。
房時盛んであったために”性地獄”に落とされた夫婦を描いた「地獄草子絵巻」や、
京都画壇の実力派絵師らが描き寄せた影絵の春画「華月帖」、
化け物退治で有名な頼光四天王のうち3人が周りの妖怪に気にも留めず碁に興じる歌川国芳「酒田公時・碓井貞光・源次綱と妖怪」などなど数多くの作品が新たに3期から展示されています!
また当初は第1期のみの展示予定だった[英一蝶]の「妖怪絵巻」ですが、好評のため第3期でも展示することになりました。
第3期では、河鍋暁斎の「暁斎百鬼画談」と並べて展示しています。
この2作は、同じモチーフを異なる画家が描いた作品なので、見比べることでより面白さが発見できますよ!
出品作品の大半が入れ替わり新たな展示となったため、初めての方はもちろん、すでに1期・2期でご覧になった方にもおすすめです!
展示期間など詳細が記された作品目録は本展公式HPでご覧いただけます。
気になる作品がいつ展示されるのか要チェック!
また通期展示の作品でも、絵巻物や冊子の作品は場面替えがございますので、展示替えごとに新たな場面を楽しめますよ…!会期を変えてのリピート鑑賞、お待ちしています!