「京都 日本画新展2024」
出品されている30名の作家を、順番にご紹介します。
合田 徹郎(ごうだ・てつろう)さん
1988年 大阪府八尾市に生まれる
2012年 京都精華大学芸術学部造形学科日本画コース卒業
2014年 京都市立芸術大学大学院修士課程美術科絵画専攻日本画修了(作品展 同窓会賞)
2016年 シェル美術賞展 入選(国立新美術館/東京)
2021年 ARTIST’S FAIR KYOTO(京都文化博物館 別館)
◉出品作品
「別様のアルカディア」
<本展出品作について作家より>
私は普段からよく動植物を描きます。この絵では古典の中で度々画題として選ばれるテナガザルとビワを、現代を生きる私自身が描いたらどのような差異があるのか知りたく思い制作しました。特に、木の表皮や葉、猿の毛などを描く一筆一筆が、モノの「再現」でなく「生成」になるような意識で描きました。