京都 日本画新展2024|出品作家紹介=及川美沙さん=

京都 日本画新展2024|出品作家紹介=及川美沙さん=

「京都 日本画新展2024」

出品されている30名の作家を、順番にご紹介します。

 


 

及川 美沙(おいかわ・みさ)さん

1986年 京都市に生まれる
2010年 日展 入選(同13、15、16、18~20、22、23年)
2012年 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了
2018年 個展(生活あーと空間ぱるあーと/京都 同22年、アートスペース柚/京都 同23年、Gallery美の舎/東京)
2020年 京都 日本画新展(美術館「えき」KYOTO 同22年)

現在 日展会友、新日春会会友、京都日本画家協会会員

 

◉出品作品

「猫又図-明日も君と-」

<本展出品作について作家より>

彼女は「にゃん」という挨拶を最後に、夏に姿を消しました。けれど、今日も近くでご飯を待っている気配がします。
江戸時代から、猫は長い間飼うと猫又になるという考えがあります。今も大好きな貴方の側に居るのかもしれません。

 


=制作風景=

取材、スケッチ

転写
パネルに和紙を張ったものと下図の間に、赤茶の紙(念紙(ねんし)=カーボン紙のようなもの)を挟んで、下図を上からペンでなぞると、写真のようになぞった線が写ります。

(拡大)

転写した線をもとに描き起こし

墨で背景を描く