京都新聞では今年も地域に寄り添ったスポーツ事業を展開していきます。2021年、スポーツイベントも盛りだくさんです。「見る」「参加する」「応援する」、いろいろな楽しみ方をぜひ探してみてください!
◇京都 女子駅伝・中長距離競技会
1月17日(日)開催
新型コロナウイルス感染症の影響により中止された「皇后盃 第39回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会」の代替大会として、女子陸上競技の中長距離選手の普及・強化育成を目的に「京都 女子駅伝・中長距離競技会」をたけびしスタジアム京都(京都市右京区西京極陸上競技場)にて開催します。
種目や出場枠は、3000m・5000m・10000mで、近畿2府4県の陸協から推薦された中・高生のほか大学生、社会人が出場します。
昨年、日本記録を次々に樹立し、東京五輪出場権を得ている田中希実をはじめ、安藤友香、筒井咲帆など昨冬の日本選手権に出場した選手や、地元出身の久馬悠・萌も姉妹でエントリー。全国高校駅伝で活躍した選手も多数出場し、小学5・6年生を対象とした少女ミニ駅伝も開催。またゲストに1500mの元日本記録保持者で北京オリンピック代表の小林祐梨子さんも出演し競技会を盛り上げる予定です。
東京五輪代表出場選手や、未来のオリンピック出場を夢見る女子選手のひたむきな走りに期待します。
タイムスケジュール(予定)
少女ミニ駅伝 10時30分~ 3000m 12時~ 5000m 12時40分~ 10000m 14時25分~
◇全京都学童軟式野球大会・滋賀県学童野球選手権
「全京都学童軟式野球大会」は丹後から山城まで、京都府下の学童野球チームのトップを競います。春季大会と夏休み期間の選手権があり、「中信杯」の愛称で親しまれています。
夏にかけて行われる「滋賀県学童野球選手権」では、県内9地区の予選を勝ち抜いた代表チームなどが決勝トーナメントを戦い、優勝をめざします。半世紀を超える歴史を持ち、全国大会にもつながる両大会。それを制することは、どの時代の球児たちにとっても身近な目標であり続けてきました。2020年は感染症拡大の影響もありましたが、その間も球児たちはできる範囲でトレーニングに励んできました。すべては、チームの勝利のために。地道に培ってきた技術とチームの団結力がここで花開きます。
◇京都女性スポーツフェスティバル
女性による女性のためのスポーツの祭典「2021京都女性スポーツフェスティバル」(京都女性スポーツの会、京都府、京都新聞主催)が4月3日、京都府立京都学・歴彩館(京都市左京区)大ホールでの総合開会式を皮切りに開催されます。
1990年に女性の生涯スポーツの発展を目指して結成された京都女性スポーツの会は、競技の垣根を越えた交流で京都のスポーツの普及に努めています。今年で32回目となる同フェスティバルでは、バレーボール、ソフトテニス、テニス、バドミントン、ソフトボール、卓球、なぎなた、ボウリング、ペタンク、バスケットボール、ホッケー、スキー(来年2月実施予定)、弓道、剣道の計14競技の大会がそれぞれ5月上旬までの約1カ月間、府内各地で行われます。
競技だけでなく運営も女性が行う府内最大の大会で、全種目合わせて5000人超の参加者が熱戦を繰り広げます。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で各競技大会の開催を中止しましたが、今年はそれぞれの大会会場でより一層の盛り上がりが期待できそうです。
◇京都・滋賀の少年サッカー大会
「セレマカップ第54回京都少年サッカー選手権・U-12リーグ」は、昨年はコロナ禍で開催時期を変更、前後期を1シーズン化にして開催しましたが、今年は例年通りの4月開幕を予定。京都府内の約120チームが参加し、リーグ戦優勝を目指して、熱い戦いを繰り広げます。また滋賀では、夏に「第16回びわ湖高島ジュニアサッカーサマーカーニバル」が、県内はじめ近畿、東海から約50チームが参加し開催されます。
Jリーガーや日本代表を目指すジュニア選手たちは、サッカーの戦い方と同じく、どんな状況におかれても諦めずに、創意工夫で夢や未来に向けて歩んでゆきます。
◇京都府小学生タグラグビー選手権大会
タグラグビーはラグビーをもとに考案された競技で、大きく異なるのはタックルの代わりに腰につけたタグを奪うなど、選手同士の接触を禁じている点です。安全で簡単に楽しめることから、小学生を中心に人気が広がっています。
京都府内でも競技人口の裾野を広げようと、この秋に「セレマチャンピオンシップ」の第1回大会が開催されます。府内小学生チームの頂点を決める本戦に加え、初心者を含むチームで交流を目的にしたカテゴリがあるのが特徴です。一致団結したチームプレーが強く求められる競技。個人を尊重し、互いに助け合う気持ちが、若きラガーたちに勝敗以上の価値をもたらしてくれるでしょう。