「となりの陶芸展」を堂本印象美術館庭園で開催中!

「となりの陶芸展」を堂本印象美術館庭園で開催中!

ただいま京都府立堂本印象美術館の庭園にて、立命館大学との連携企画「となりの陶芸展」を開催中です。
立命館大学陶芸部の有志6名による20点の陶芸作品を庭園内に展示。
その様子の一部をご紹介します。


薄緑の釉薬が美しい万木力也さんの「5AM」。この展示会のために作った新作だそうです。

華道と向き合う友人のために制作したという阪西ララさんの花器「壌土」。

篠澤航さんが信楽の窯で夜な夜な焼いたという「イツゾヤノハグルマ」は
庭園の中で不思議な存在感を放っています。

 印象デザインのベンチの前にどっしりと構えた岡亜沙斗さんの「オトシモノ」。

 坂井夕莉さんの「幸せを運ぶ猫」は岩の上で優しく微笑んでいます。

鮮やかなブルーに目を奪われる孟科宇さんの「メラク」は、連作「七星」の中の一点。
他の作品も庭園内に点在します。

また、本展の展示を担当した立命館大学2回生・坂井夕莉さんよりコメントを頂きました。

「私たち立命館大学陶芸部は自由に制作活動を行っています。
今回はキャンパス内の電気窯で焼いた作品から、陶芸部夏の恒例行事・信楽合宿で焼いた作品などを展示しています。


信楽合宿では、陶芸家の先生の下で一週間の間、窯の火を絶やさずにみんなで火の番をして作品を焼きました。
自然の火なので、灰をかぶったり思いがけない焼き色が出たり、電気窯とはまたちがう焼きあがりになっていると思います。

今回の展示は野外展示ということで、作品と周囲の景色とのバランスを整えるのに苦労しましたが、
大きな作品は目立つように設置したり、台座ではなくあえて岩の上に設置したりと工夫を凝らしています。
部員はそれぞれ、自由な作陶をしているのでその違いを見て、立命館大学陶芸部のことを知ってもらいたいです」


「となりの陶芸展」は12月24日(月・振休)まで開催中。入場無料。
学生たちの制作活動の成果をぜひご覧ください。
また美術館で開催中の企画展「漆軒と印象 明治生まれの堂本兄弟・うるしと日本画の競演」も併せてお楽しみください。