新春展
春の歳時記
樂のおもてなし
(展示風景 ※特別な許可を得て撮影しています)
かつて「暦」が中国から入って慣れ親しむまでは、太陽や月の動き、気温、草花の開花・落葉などといった自然の移り変わりによって季節と時間の経過を感じました。以来、私たちの暮らしの中には、四季折々のいとなみや伝統を大切にする、さまざまな風習や行事ができました。
また、茶の湯では、移りゆく季節、四季折々の変化を折り込みながら、茶室のしつらいや趣向、道具の取り合わせに心を配り、お客様を一服のお茶でもてなします。
本展では、新春から春に行われる風習や行事をご紹介しつつ、春季(孟春・仲春・晩春)の時候、天候、動植物、人々の生活に因んだ季語にまつわる銘をご紹介致します。
樂歴代が表現する「春」。どうぞ樂焼の「春らんまん」をお楽しみ下さい。
■会 場:樂美術館(京都市上京区油小路通一条下る) |
★★関連イベント情報★★
「ZOOM de ぎゃらりー・とーく in RAKM」
十五代吉左衛門・樂直入によるオンラインでのギャラリートークです。
普段の展示では目にすることができない、作品の高台、背面、見込み、印などにカメラで接近し、制作者ならではの視点で解説します。
ZOOMを使ったオンラインでの開催です。
※開催日時、参加方法などの詳細は、樂美術館HP内「特別企画」ページにてご確認ください。