【 令和5年新春展 】
古今歳時記
―12か月のくらしと暦―
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私たちのくらしは、さまざまな年中行事に彩られています。
明治時代のはじめに太陽暦が採用されるにあたり、江戸時代から催されてきた年中行事は、季節を優先させてひと月遅れで行うもの、日付を優先させて、これまでどおりの日付で行うものにわかれました。
たとえば、祇園祭は現在7月に行われますが、江戸時代に描かれた絵巻には、6月の行事として取り上げられています。7月に行われるようになったのは明治時代からです。
一方で、ひな祭りとして知られる上巳の節句は、日付との結びつきが強いため、江戸時代と同じく3月3日に行うことが多いようです。桃の節句と呼ばれる別名は、本来は桃の花の咲く時期に行われたことによるものですが、新暦で行うと時期が早まり、桃の花の咲かないひな祭りとなっています。
本展では 正月、節分、葵祭、祇園祭など、茶事や茶会でテーマとなりやすい年中行事を取り上げ、関連する茶道具や絵画等を展示します。あわせて旧暦で行われた時期を解説し、行事の成り立ちや季節感の違いなどを紹介します。古今の歳時記のちがいをお楽しみください。
■会期:令和5年1月7日(土)~4月2日(日) ■問い合わせ:075-431-6474 |
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