「この展覧会が新たな実験です」

「この展覧会が新たな実験です」

6月18日開幕した「交流と実験-新時代の〈やきもの〉をめざして-」

第一章では、海外に派遣された作家が現地で制作した作品や帰国後の取り組みを紹介しています。彼らの悪戦苦闘する様子がわかる、焼成で破損した作品なども含めてご覧いただけます。


地元の陶土を利用した作品
本焼きの段階で倒壊
「無題」藤田真里乃(2017年)台南芸術大学にて

「破損した作品を出品することについては、賛否ともに色々な意見があると思います。ですが、この展覧会では研究を重ね苦心して制作された作品の背景にある、さまざまな〈ものがたり〉をドキュメンタリー的に紹介することで、多くの方に作家や作品に共感して貰いたいと考えています。まさにこの展覧会自体がタイトル同様に実験なのです(担当学芸員:鈎 真一氏)


透光性のある土を使った作品やLEDを用いた作品など、作家の挑戦が分かります。


第二章では作家たちの感性を刺激した“信楽”の魅力を、作品を通して紹介しています。


“信楽”の自然や風土をイメージした作品


信楽狸も作家の手にかかれば、、、、、


次回以降はそれぞれの作家の挑戦や表現に迫ります。
お楽しみに!!