第1回「千總と円山応挙 ―老舗のパトロネージ-」

第1回「千總と円山応挙 ―老舗のパトロネージ-」

記念すべき第1回は、円山応挙(1733-1795)絶筆の作品として知られる「保津川図屏風」(重要文化財)をご紹介いたします。公開される機会が少ない特別な作品を、ガラス越しではなく、間近でご覧いただけます。お話は、日本近世美術史の第一人者でいらっしゃる狩野博幸先生を迎え、千總と円山応挙の関係と保津川図屏風の誕生秘話から、芸術のパトロンとしての老舗の姿に迫ります。


日時:2017年9月21日(木) 午後3時~午後4時半
講師:狩野博幸(日本近世美術史家)
場所:千總本社ビル5階ホール(京都市中京区三条通烏丸西入ル御倉町80番地)
定員:60名(先着順)
参加費:一般2000円、学生1000円

狩野博幸(かの・ひろゆき)
1947年、福岡県生まれ。九州大学大学院博士課程中退(日本近世美術史専攻)。京都国立博物館美術室長・京都文化資料センター長、同志社大学文化情報学部教授を歴任。専門は桃山絵画と浮世絵を含む江戸絵画。狩野派・長谷川派・琳派など18世紀京都画派の作品と伝記を研究。主な著書に『もっと知りたい曽我蕭白』(東京美術)、『新発見 洛中洛外図屏風』(青幻舎)、『狩野永徳の青春時代 洛外名所遊楽図屏風』(小学館)、『反骨の画家 河鍋暁斎』(新潮社)、『若冲-広がり続ける宇宙』(角川文庫)、『江戸絵画の不都合な真実』(筑摩選書)などがある。博物館時代の1995年「没後200年記念円山応挙」展を担当した。

【申込方法】
氏名、連絡先(メールアドレスまたは、電話・FAX番号)を明記の上、千總文化研究所ウェブサイト(http://www.icac.or.jp)お問い合わせフォームまたは、FAX 075-211-2530よりお申し込みください。
◆8月21日(月)より受付開始
※定員になり次第、受付終了


【関連企画】
「屏風が映し出す縁」展 2017年7月1日(土)~2017年9月26日(火)
千總ギャラリー(千總本社ビル2階)
*2017年9月22日(金)~9月26日(火)の期間は一部展示替えを行い、「保津川図屏風」を展示。