【ことしるべ美術クラブ スタッフおすすめのアートスポットVol.310】福田美術館「福田どうぶつえん」

\この夏、嵐山の福田美術館が「どうぶつえん」に!?/
「福田どうぶつえん」

 「動物園」という言葉は、江戸時代末期の1866年に福沢諭吉(1835-1901)が発表した『西洋事情・初編』の「博物館」の項目で初めて使用されたといわれています。本展は、絵画を展示する美術館と動物園の融合を目指した展覧会で、人々から親しまれているライオンやトラ、サルなどを「動物画」として前後期合わせて78点展示します。
 近世以前、動物は特別な力を備た崇拝の対象であったり、長寿や子孫繁栄などのおめでたいものの象徴として、時に意味を持つ存在として好んで描かれました。江戸時代以降、円山応挙や伊藤若冲など、動物をつぶさに観察して写生し、よりリアルな表現で描く画家が現れます。 本展ではそのような近世の画家から、木島櫻谷、速水御舟、加山又造まで、明治から昭和、平成時代を生きた日本画家たちが描いた動物の姿を、そこに込められた意味や生態の解説と共にご紹介します。画家それぞれの表現の違いはもちろん、鋭い観察眼、細やかな毛描き、洗練された色彩も見どころです。


会 期 【前期】7月13日(土)~8月26日(月) 【後期】8月28日(水)~10月1日(火)
時 間 10:00-17:00( 最終入館 16:30)
休館日 8月27日(火)、9月10日(火)
会 場 福田美術館(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16)
入館料 一般・大学生/1,500円(1,400円)
高校生/900円(800円)
小学生/500円(400円)※8月1日~8月31日まで小学生無料(保護者同伴が必要)
障害者手帳をお持ちの方と介添え人1名まで/900円(800円)
※()内は20名以上の団体の場合
主 催 福田美術館
後 援 京都府、京都市、京都市教育委員会
公式HP https://fukuda-art-museum.jp/

 

嵯峨嵐山文華館と共通開催!お喋りしながら楽しく鑑賞できる「喋っていいDAY!」初開催
福田美術館・嵯峨嵐山文華館では、通常の展示期間中も展示室での会話を禁止していませんが、周囲のご迷惑にならないよう配慮をお願いしています。
そこで友人や知人、家族、恋人と楽しく感想を述べあったり、小さなお子様連れでも気兼ねなく美術鑑賞をしたいという方のために、毎週火曜日は全館「お喋りOK」とする「喋っていいDAY!」とします。
アートと一緒にコミュニケーションを楽しみながら、いつもよりほんの少し賑やかな美術館を体感できます。
期間:2024年7月13日~10月1日の毎週火曜
   但し8月27日(火)、9月10日(火)は休館