霊山歴史館 2023年 秋の企画展
「桂小五郎と幾松 ~広戸文庫史料~」
桂小五郎(木戸孝允)は、西郷隆盛や大久保利通と並ぶ「維新の三傑」の1人です。
桂は幕末、長州藩における尊王攘夷派の指導者の1人になりましたが、元治元年(1864)7月に大きな挫折を味わいます。長州勢は「禁門の変」で敗走し、桂は京都に残って情勢を探った後、但馬国出石(兵庫県豊岡市)に約250日間も潜伏しました。桂を出石に逃がしたのが小間物商の広戸甚助で、その弟・直蔵が中心になって桂を匿いました。
この時、桂は絶望し、これからの人生を商人として生きようかと思い悩みましたが、そこへのちに妻となる幾松が迎えにやってきました。桂は幾松の激励で奮起し、再び政治の第一線に戻ることになりました。
その後、藩の命令で姓を木戸に変えると、薩長同盟の締結や倒幕に尽力し、維新後は版籍奉還や廃藩置県、岩倉使節団の副使を務めるなど、明治新政府の基礎を築きました。
本企画展では、2006年の1月に出石の広戸家から霊山歴史館に寄贈された史料を中心に、桂小五郎と幾松の実像に迫ります。
開催期間 |
2023年9月13日(水)~11月5日(日) |
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月曜日 *但し9月18日(月)、10月9日(月)は開館、9月19日(火)、10月10日(火)は休館いたします。 |
時 間 | 10:00~17:30(入館は閉館30分前まで) |
入 館 料 |
大人900円、高校生・大学生500円、小中学生300円 *団体料金(20人以上)は各100円引き *友の会会員は無料(会員証提示) |
〒605-0861
京都市東山区清閑寺霊山町1
TEL:075-531-3773