明治末期、京都には全国各地から陶工が集まり、割烹食器や置物、茶道具、花器など様々な陶磁器を生産していました。多種多様な京焼は、多くの人を魅了し、先進的な創作活動に励む陶工たちにも大きな影響を与えました。「登窯を共同利用し、数多の品種を生産する」京焼独自の環境がなければ、四耕会・走泥社などの革新的な陶芸作品は、生まれなかったかもしれません。
昭和初期から昭和40年頃に一般に流通していた陶磁器は、これまで展覧会においてフォーカスされる機会はありませんでした。
本展では、走泥社はじまりの地・五条坂に構える京都陶磁器会館にて、前衛陶芸の影に隠れていた陶磁器の数々が展覧されます。戦後京都の肥沃な土壌が生み出した幅広い陶磁器に親しみ、京都から羽ばたいていった前衛陶芸に想いを馳せてはいかがでしょうか。
❁展覧会情報❁
日 程 |
2023年8月18日(金)~8月30日(水) |
時 間 |
10:00~18:00(最終日17:00まで) |
休館日 |
毎週木曜日 |
会 場 |
京都陶磁器会館2Fギャラリー
(京都市東山区東大路五条上ル遊行前町583-1) |
公式HP |
京都陶磁器会館 |
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