滋賀県立美術館 企画展
今森光彦 里山 水の匂いのするところ
2023年7月8日(土)~9月18日(月・祝)
今森は、学生の頃から世界各国を訪問し、熱帯雨林から砂漠まで、その自然に生きる生物とそれらを取り巻く環境を撮影してきました。1992年、写真雑誌『マザー・ネイチャーズ』夏号に「里山物語」を発表。以後、滋賀・仰木地区の琵琶湖を望む田園風景の中にアトリエを構え、自然と人の関わりを里山という概念を通して撮影し続けています。本展では、今森が長年撮り続けてきた滋賀の里山を通して、水の循環に着目しました。撮影の中で出会った水の匂いに、自身の原風景を思い出したと言う今森は、里山における水の循環を、生命の循環とともに写しとっています。水は奥山から人々の住処を流れ、琵琶湖へと戻り、大気を通して再び大地へと還ってゆきます。里山に宿る多様な生態系と、その土壌となっている豊かな環境は、私たちの忘れてしまった原風景を、水の匂いとともに思い出させてくれるかもしれません。
上段左から《船着き場の朝》2000年、《おしょらいさん》1998年
中段左から《ヤマウルシの紅葉とオオカマキリの影》1985年、《かばたの井戸》1998年
下段《比叡山の裾野に広がる田植えの頃の棚田》1989年
すべて©Mitsuhiko Imamori
関 連 イ ベ ン ト |
今森光彦 スペシャルギャラリーツアー ※事前申込制/抽選 日 時:9月17日(日) 14:00から(約90 分) ※要観覧料 会 場:滋賀県立美術館 展示室3 定 員:20名 内 容:作家・今森光彦氏本人が会場をご案内するスペシャルギャラリーツアーを開催します。 |
◆アートにどぼん!たいけんびじゅつかん拡大版 「切り絵ワークショップ 里山を作ろう!」※事前申込制/抽選 日 時:2023年8月15日(火)①10:00~12:00 ②13:30~15:30 会 場:滋賀県立美術館 ワークショップルーム、展示室3 対 象:子ども(幼児~中学生)とその保護者 定 員:①②回15名(子ども)とその保護者 参加費:無料 ※保護者の方は観覧料(団体料金)が必要 内 容:切り絵作家としても活躍する今森光彦氏をむかえ、子どもとその保護者を対象に、ワークショップとギャラリーツアーを開催します。 |
◆びわこ文化公園3館(滋賀県立美術館・滋賀県立図書館・滋賀県埋蔵文化財センター)連携共同事業 |
※最新情報や詳細は美術館ホームページをご確認ください。 ※要事前申込はネットからのお申し込みが必要です。イベント申込該当ページ |
企 画 展 情 報
企画展「今森光彦 里山 水の匂いのするところ」
会 期:2023年7月8日(土)~9月18日(月・祝)
休 館 日:毎週月曜日(ただし祝日の場合には開館し、翌日火曜日休館)
開場時間:9:30~17:00(入場は16:30 まで)
会 場:滋賀県立美術館 展示室3、ラボ
※会場へのアクセスはこちらをご覧ください。
観 覧 料
一般 1,200円(1,000円)
高校生・大学生 800円(600円)
小学生・中学生 600円(450円)
※( )内は20名以上の団体料金
※企画展のチケットで展示室1・2で同時開催している常設展も無料で観覧可
※未就学児は無料
※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方は無料
主 催:滋賀県立美術館
協 力:有限会社オーレリアンガーデン、株式会社クレヴィス、株式会社たねや
協 賛:株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン
後 援:エフエム京都
企 画:芦髙郁子(滋賀県立美術館 学芸員)
会場グラフィックデザイン:長岡綾子(長岡デザイン)