特別展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」 ~大衆にじかにぶつかる芸術を~
2023年07月15日(土)~ 2023年12月17日(日)
滋賀県立陶芸の森陶芸館にて、
特別展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」 ~大衆にじかにぶつかる芸術を~が2023年07月15日(土)より開催されます。
「一般大衆にじかにぶつかる、社会にひらかれた芸術を実現したい。」と記した岡本太郎。
暮らしの中で人と芸術をつなげてきた陶壁や美術陶板。岡本太郎による1954年制作の「犬の植木鉢」は、どのように量産を試みられたのか?また今、私たちにアートを身近に楽しませてくれる21世紀のフィギュア造形や、フレスコ画家による新しい発想の壁画など、岡本太郎が願ったアートの夢、21世紀のその先を見つめます。
信楽との出会いからはじまる、岡本太郎のアナザー・ストーリー
岡本太郎のやきものによるパブリックアートへの挑戦は、1952年に常滑で制作したモザイクタイルに始まります。翌年には国際デザインコミッティーでグッドデザイン選定に関わり、ピカソが〈やきもの〉制作をしていた南仏の工房を訪れています。こうした活動をとおして生活とモノの関係について思索を深め、《芸術の大衆化》を探り始めます。1954年に常滑で手掛けた「犬の植木鉢」は、そのイメージが形になった作品といえるでしょう。
そして1960年代以降、「坐ることを拒否する椅子」や大阪万国博覧会の太陽の塔「過去の顔(黒い太陽)」などの代表作を信楽で手掛けてきました。その思いは今日も、公共空間を飾る陶レリーフや美術陶板など、陶産地・信楽のモノづくりのなかに息づいています。
『犬の植木鉢』岡本太郎 1954年制作
21世紀の今、さまざまなアートの息吹その先へ
岡本太郎が世を去り四半世紀、アートは私たちにより身近になりつつあります。海外からも注目されるフィギュア造形、岡本太郎作品を壁画家・川田知志が新解釈し、公共空間へ展開する壁画など、岡本太郎が思い描いた夢の先、21世紀アートの息吹を見つめます。
【序章】近代建築と装飾陶器のはじまり
【シーン1】建築と現代アートの融合
【シーン2】岡本太郎が目指したアートの大衆化
【シーン3】21世紀のフィギュアの世界ー新しいアートの息吹…原型師たち
石崎紗央里/植田明志/榎木ともひで/大畠雅人/大山竜/九千房政光/さと/竹内しんぜん/塚田貴士/藤本圭紀/真辺菜月〔CREA MODE〕/吉沢光正/ゆま
【シーン4】川田知志「太郎の色とカタチ×パブリック」
part2で展示(陶芸館ギャラリー)
特別展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」 ~大衆にじかにぶつかる芸術を~ 期間:2023年07月15日(土) - 2023年12月17日(日) 【関連企画】 (2)対話の森 大山竜(原型師)× 館長 松井利夫 (3)つちっこプログラム 子ども特別講座 ※詳しくはHPをご覧ください (4)ギャラリートーク 主催/滋賀県立陶芸の森 |