【ことしるべ美術クラブ スタッフおススメのアートスポット!vol.215】泉屋博古館東京「古美術逍遙-東洋へのまなざし-」

住友家に蒐集された美術品は、仏教美術、日本絵画・書跡、茶の湯道具・香道具、中国絵画・書跡、文房具の多岐に渡ります。
日本の絵画は人々が愛でる花鳥風月を描き、中国絵画は目に見えない「気」をどう表すか格闘を続けました。
また、茶の湯や煎茶は茶を飲む行為に視覚の悦びを生み出しました。
そして人間という無常の存在に慈悲の目を向ける仏。東洋の美術は、まなざしのドラマに溢れています。
本展では、そうした東洋美術をめぐるまなざしのドラマを、住友コレクションを生み出した数寄者の「目」とともにご紹介します。

【本展の見どころ】

①国宝2件、重要文化財10件が登場!

国宝《線刻仏諸尊鏡像》平安時代 12世紀(泉屋博古館蔵)
 

②日本書画の魅力をダイジェストでお伝え!

雪舟《漁樵問答図》室町時代 15世紀(泉屋博古館蔵)
 

③私立美術館ならでは、数寄者の美意識を伝えるコレクション

左:《蜻蛉枝垂桜蒔絵香箱》桃山~江戸時代 16~17世紀(泉屋博古館東京蔵)
右:《白紫地海松貝四菱唐花丸模様厚板》江戸時代 17世紀(泉屋博古館東京蔵)

 

④東京館初登場!?住友コレクションの仏教美術

《毘沙門天立像》鎌倉時代 13世紀(泉屋博古館蔵)
 

⑤激烈な時代を生きた人々は何を残したか、中国絵画と文房具から文人の粋を鑑賞する

《粉彩百鹿図牛頭尊》清時代 18世紀(泉屋博古館蔵)


■開 催 期 間  2022年9月10(土)~10月23日(日)
        (前期:9月10日~10月2日、後期:10月4日~10月23日)
■時   間  11:00~18:00 ※金曜日は19時まで開館(入館は閉館30分前まで)
■休 館 日  月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)
■会   場  泉屋博古館東京(東京都港区六本木1-5-1)
■会 場 H P      https://sen-oku.or.jp/tokyo/
■料   金  一般1,000円、高大生600円、中学生以下無料
■主   催  公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社