懐石料理にかかすことのできない「うつわ」。
野村得庵愛用の鉢類、椀類、向付、徳利や盃などを展示します。
前期は春のデザインのあるものを、後期は秋・冬のデザインのもの中心に展覧されます。
また、明治末期頃に大阪の美術商・春海商店三代主人の春海藤次郎が、フランス・バカラ社に図面を送りオーダーし、野村得庵のもとへ収められた懐石具一式や、その他ギヤマン大皿といった、ガラス製の皿や鉢も展示されます。
季節を感じながら様々な懐石のうつわをお楽しみ下さい。
青貝桜蒔絵懐石具 ※前期展示
古染付半開扇向付 ※前期展示
呉洲赤絵玉取獅子鉢(見込)※後期展示
《主な展示作品》
【1階(前期)】青貝桜蒔絵懐石具、原羊遊斎作酒井抱一下絵 蕨蒔絵膳・椀、織部四方手付鉢、乾山 百合絵鉢、永楽保全作 赤絵金襴手鉢、染付山水絵徳利、祥瑞格子盃、横笛作 捻文盃 等
【1階(後期)】朱地貝尽蒔絵懐石具、祥瑞二段捻鉢、仁阿弥道八作 雲錦手四方鉢、青木木米作 開扇鉢、仁清 百合形向付、染付雪花文徳利、樂惺入作 雁絵盃、永楽保全作 黒織部写盃 等
【地下階】 バカラ社製 飯碗・汁碗・煮物碗・向付・飯器・しゃもじ他、ギヤマン大平皿 等
※3月13日(金)、4月10日(金)、5月22日(金)は地下階は閉鎖されます。
※ 地下階は全期間(3月7日 ~ 6月7日)展示
会 期 【前期】3月7日(土)~4月19日(日)
【後期】4月21日(火)~6月7日(日)
*前期・後期にて全面的な展示替を行います。
会 場 野村美術館(京都市左京区南禅寺下河原町61)
主 催 公益財団法人 野村文華財団 野村美術館
開館時間 10:00 ~ 16:30 (入館は16:00まで)
休 館 日 毎週月曜日。ただし5月4日(月・祝) は開館
入 館 料 大人800円・高大生300円・中学生以下無料・団体(20名以上)600円
呈 茶 席 椅子席の茶室にて上生菓子付き抹茶を1客700円でお召し上がりいただけます。(10:00~16:00)