特別展 鏑木清方 -清くあれ、潔くあれ、うるはしくあれ-
東京画壇で活躍した美人画家、鏑木清方の初期から晩年までを振り返る展覧会です。
挿絵画家として早くから人気を博した清方は、その後本格的に日本画制作と向き合い、美人画や風俗画、肖像画などを題材に情緒あふれる作品を発表し、独自の境地を開拓しました。
本展では、新収蔵の清方作品を初公開するほか、遺愛品や資料を一堂に展示し清方芸術の全貌を紹介します。
鏑木清方(かぶらき きよかた)
1878年、東京神田生まれ。父は「東京日日新聞」(現毎日新聞)創立者の一人、條野採菊。13歳で水野年方に入門し挿絵画家を目指す。 |
◆展覧会の見どころ◆
☆新収蔵品を初公開
近年、新たに名都美術館に収蔵した鏑木清方作品、《花の雨》、《金沢三題・大磯の風景》、《雪月花》(後期展示)を公開。
《金沢三題・大磯の風景》は、美人画家として著名な清方には珍しく風景主体の作品です。
美しい色彩で表現された風景描写に加え、点景として配された人物も愛らしく、清方の異なる一面をご覧頂けます。
☆遺愛品も展示
今回は清方の遺愛品もあわせて紹介。
画家としてだけでなく、随筆家としても優れた作品を数多く残した清方。その側面をご覧頂くべく、清方愛用の万年筆や文鎮、眼鏡など貴重な資料を展覧します。
特別展 鏑木清方 - 清くあれ、潔くあれ、うるはしくあれ - |