【ことしるべ美術クラブ スタッフおススメのアートスポット vol.65】京都文化博物館 「明日をひらく絵画 第37回 上野の森美術館大賞展 」

明日をひらく絵画 第37回 上野の森美術館大賞展  

「上野の森美術館大賞展」は、37回目を迎える、新進気鋭の作家を表彰する公募展です。
今年も画材や描法も幅広く個性豊かな力のある作品が全国から多数集まりました。
赤塚祐二、大友義博、佐藤 哲、菅原健彦、土屋禮一、西田俊英、保科豊巳、宮 いつき、水野政一ら審査員各氏により、843点(625名)の作品が選考されました。
結果、今年の入選作品は142点(141名)となり、その中から絵画大賞に張 媛媛さんが決定しました。
そのほか、評価の高かった作品4点を優秀賞として、大村美玲さん、榊原孔美子さん、佐藤愛美さん、渡邊小桃さんがそれぞれ決定しました。
関西展では、入賞、賞候補の作品に加え、西日本在住作家を中心とした81点の作品を展示します。

今回、[ことしるべ]に、上野の森美術館の本展担当学芸の方よりコメントを頂戴しましたので紹介します。
”上野の森美術館が主催する全国公募展である「上野の森美術館大賞展」は、1983年より毎年開催し37回目を迎えました。
今回の公募は、843点の作品が寄せられ、厳正な審査によって5点の入賞作品を含む142点の入選作品が決定しました。
巡回展である関西展では、5点の入賞作品を中心に、30点の賞候補作品と西日本地区在住作家の入選作品、全81点を展示します。
上野の森美術館絵画大賞を受賞した張媛媛(ちょう えんえん)さんの作品は、蜜蝋によって描かれた日本画でも洋画でもないような素材感が、新鮮な印象を受け、画中いっぱいに広がる波紋と赤い鯉はユーモラスな表情を見せています。
今回も幅広い年代から、様々な素材・描法を用いた個性豊かな作品が選出されましたので、それぞれの作家の意欲作をぜひご高覧ください。”

上野の森美術館絵画大賞  張媛媛《トト曼荼羅》


優秀賞 彫刻の森美術館賞  大村美玲《間》


優秀賞 フジテレビ賞  佐藤愛美《BLOOM》


優秀賞 ニッポン放送賞  渡邊小桃《こころ》


優秀賞 産経新聞社賞  榊原孔美子《寧色》

審査委員による作品講評会開催
6月22日(土)午前11時~午後12時 菅原健彦氏
※聴講希望の方は、開催時刻に会場入り口の受付前までお集まりください。

 

◆第37回 明日をひらく絵画 上野の森美術館大賞展◆

会場 京都文化博物館
会期 2019年6月18日(火)~6月23日(日)
時間 午前10時~午後6時 (入室は30分前まで)
料金 一般 600円、大学生 400円、高校生以下無料
   20人以上は団体料金〈100円割引〉
主催 日本美術協会 上野の森美術館、彫刻の森美術館、フジサンケイグループ
   [関西展]産経新聞社
後援 [関西展]京都府、関西テレビ放送
特別協力 [関西展]京都文化博物館
お問合せ 上野の森美術館 電話:03-3833-4191