時 代
− 立木義浩 写真展 1959-2019 −
時代を彩った銀幕女優やスターたちのポートレートから、
世界各地のスナップまで数百点を展示
「人間は割り切れない。写真は、割り切れない人間を、四捨五入する」
60年間、時代を切り撮り続ける立木義浩の写真展が上野の森美術館にて開催されます。
1958年、21歳で写真の仕事をはじめた立木義浩は、1965年、『カメラ毎日』の巻頭56ページにわたって掲載された『舌出し天使』で、一躍、世間の注目を集めました。
時代を彩った夏目雅子、大原麗子をはじめとする銀幕女優や、勝新太郎、本木雅弘などスターたちのポートレートから、世界各地のスナップまで昭和から平成、そして新しい時代の令和。3時代を通した約700点の作品を展示します。
今回、当写真展実行委員会の広報担当者の方より[ことしるべ]読者にコメントを頂戴しましたので、紹介します。
” 約700点と見応えある作品群。立木義浩は本展を「過剰なふんだんさ」と表現しています。
また、過去の写真が目新しく感じ、「写真が発酵し」新たな価値を生む写真も見る人によってあるかと思います。
遠方とはなりますが、ぜひご高覧頂けますと幸いです。”
©立木義浩
■ 作家プロフィール
立木義浩(たつき よしひろ)
1937 年、徳島県・徳島市の写真館に生まれる。 1958 年、東京写真短期大学(現・東京工芸大学)技術科卒業。
その後、広告制作会社アドセンター設立時にカメラマンとして参加。
1969 年、フリーランスとなり、女性写真の分野で多くの作品を発表する一方、広告・雑誌・出版など幅広い分野で活動し、現在に至る。
1965 年に日本写真批評家協会新人賞、1997 年に日本写真協会賞年度賞、2010 年に日本写真協会賞作家賞、2014 年に文化庁長官表彰など受賞。
主な著書は「GIRL」「私生活/加賀まりこ」(71 年)、「MY AMERICA」(80 年)、「家族の肖像」(90年)、「東寺」(98 年)、「KOBE・ひと」(01 年)、「ありふれた景色」(07 年)、「小女」「Tokyoto」「Yoshihiro Tatsuki 1~8」(12 年)、「etude」(13 年)、「動機なき写真」(16 年)など他多数
■「時代 − 立木義浩 写真展 1959-2019 −」 ◆会 場 上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2) ◆主 催:立木義浩写真展制作実行委員会、上野の森美術館 |