【オススメのアートスポット紹介!Vol. 44 】京都伝統産業ふれあい館内イベントルーム 京もの認定工芸士会「響」第一回工芸展

【オススメのアートスポット紹介!Vol. 44 】京都伝統産業ふれあい館内イベントルーム 京もの認定工芸士会「響」第一回工芸展

京もの認定工芸士会「響」
第一回工芸展

「京もの認定工芸士」は、京都府が指定する「京もの指定工芸品」34品目の従事者のうち、特に技術に優れた職人に対して授与される称号です。「響(ひびき)」は、有志が集った主に職人歴10~30年の若手・中堅の職人で構成されたグループ。今回、23名の工芸士が各々の技術を用いた逸品を展示します。
今回、出品者の一人、京竹工芸の細川秀章氏(竹工房 喜節)に展覧会の見どころをおうかがいしました。
※画像=すべて会場の様子


” 昨年の4月に京もの認定工芸士の有志で立ち上げた「響」による初めての展示会を開催いたします。
この展示会では 23名の様々な工芸分野の京もの認定工芸士が各々の技術を用いた逸品を展示しますが、その中には、祇園祭で使われている「囃子鉦(はやしがね)」や神社に納められる「神座」など、ふだん間近で見る機会の少ない工芸品も並びます。
また来場者に直接触れていただける素材や道具を展示するコーナーも設けております。
例えば、
・畳の断面見本
・友禅や陶芸に使う染料や釉薬のビフォーアフター色見本
・おりんに使われている鋳型
・金彩加工や彫金に使われる道具
などを展示しておりますので、各職人が工芸品をどのように作っているのかをじかに感じていただけたら幸いです。

また会期中は出品している職人が毎日交代で会場に在廊していますので、工芸の仕事に関する疑問や質問など、お気軽にお声がけください。
京都の手仕事を様々な切り口で楽しんでいただける展示会となっておりますので、ぜひ会場でお楽しみください。 ”


京もの認定工芸士会「響」第一回工芸展 
出展者(順不同)
[西陣織] 平居幹央(手織法衣金襴) 中尾友美(つづれ織) 藤田恵子
[京友禅] 佐藤稚子(手描友禅) 上仲正茂(手描友禅) 眞鍋沙智(手描友禅) 上仲昭浩(呉服金彩) 古橋敏史(引染め・ぼかし)
[京焼・清水焼]  並川昌夫(絵付) 岡山高大(成形) 柴田恭久(成形)
[京仏具] 南條和哉(鳴物鋳造) 藤澤典史(箔押し)
[京竹工芸] 細川秀章(竹編)
[京銘竹]  真下彰宏(竹垣)
[京印章] 河合良彦 河合祥子
[京房ひも・撚ひも] 鍵谷将宏
[京都の金属工芸品] 小林達也(錺金具)
[京漆器] 水内倫子(蒔絵)
[京扇子] 米原康人(金彩) 
[京の神祇装束調度品] 牧圭太朗
[京たたみ] 太田成樹

 

●京もの認定工芸士会「響」第一回工芸展
会 期 2019年1月9日(水)~1月16日(水)
時 間 午前10時~午後4時30分(※最終日は午後4時まで)
会 場 京都伝統産業ふれあい館内イベントルーム(京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1)
料 金 無料
◆主 催 京もの認定工芸士会「響」
◆共 催 (公財)京都伝統産業交流センター
後 援 京都府、京都市
★京もの認定工芸士会「響」Facebook=https://www.facebook.com/kyomonohibiki