3月5日、京セラギャラリーで開催中の工芸美術 創工会「KOGEIー未来への創造と多様性の精神ー」展の関連イベントとして、ワークショップ「オリジナル日本手ぬぐいを染めよう」を開催しました。
その様子を紹介します。

ワークショップは型紙ステンシル技法で好きな模様を染めオリジナル日本手ぬぐいを作成するという内容で、9組23人の参加がありました。
講師はKOGEI展出品者で染色家の金井大輔先生と伊砂正幸先生です。

まずは先生からの説明です。
絵筆や刷毛の使い方、失敗しないための工夫…先生のお手本を見ながら確認します。

次は実際に染める模様を選びます。
会場内には、先生が用意したさまざまな文様の型紙がたくさん！

たくさんの型紙の中から、染めたい柄を考えます。

染料をお皿の上で混ぜて色を作って…

型紙の上から丁寧に優しく刷り込んでいきます。

型紙を慎重に外すと…きれいな柄が浮かび上がりました！

繊細で細かな柄も、色を分けて染めることもできました。

練習用の布で試した後は、本番の日本手ぬぐいを染めていきます。

柄の向きや、手ぬぐいのどこに配置するかにとよっても印象が変わってきます。

今日のワークショップに姉妹で参加された清水朝陽さん（10歳）と清水結仁さん（7歳）は、
「色を選んだり、型紙を外すとパッと柄が出てくるのが楽しかった」
「色が混じらないようにするのが難しかった。花びらを周りに散らすところを頑張った」
と感想を話してくださいました。

作った手ぬぐいは、家であて布をしてドライアイロンをかけることで洗っても色が落ちなくなります。

短い時間の中でそれぞれが思い思いの素敵な作品を仕上げることができました。
参加されたみなさま、ありがとうございました。

京セラギャラリー2023年冬季特別展　工芸美術 創工会「KOGEIー未来への創造と多様性の精神ー」