プログラム紹介[きてたのしむ/うちでたのしむ]身体感覚で楽しむプログラム KYOTO AQUATOPE[京都国立近代美術館/京都市京セラ美術館/ロームシアター京都・オンライン]

プログラム紹介[きてたのしむ/うちでたのしむ]身体感覚で楽しむプログラム KYOTO AQUATOPE[京都国立近代美術館/京都市京セラ美術館/ロームシアター京都・オンライン]

「CONNECT⇄ 」~芸術・身体・デザインをひらく~のプログラムとして、サウンドアーティストの上村洋一が、岡崎公園一帯のさまざまな場所で収録した琵琶湖疏水の音をもちいたサウンドワークを発表します。
公式ウェブサイト→https://connect-art.jp/program07/


岡崎地域を流れる琵琶湖疏水は、京都の近代化を支え、その周辺の寺院や邸宅、文化施設など、疏水が流れ込む庭園のなかでは琵琶湖からの生態系がいまも育まれています。目には見えないところでも疏水は絶えず流れ続け、さまざまな場所と場所がつながり合いながら、ひとつの大きなネットワークを形成しています。
今回、サウンドアーティストの上村洋一は、こうした疏水と岡崎地域の関係性に着目し、さまざまな場所で収録した琵琶湖疏水の音をもちいたサウンドワークを発表します。普段は意識することが少ない疏水の音に耳を傾けてみることで、京都からは見ることのできない琵琶湖の存在に思いを馳せ、また地下から吹き出す水の様相は、暗渠をとおして岡崎地域の施設同士が密接につながっていることを想像させてくれます。

日程:①きてたのしむ(オフライン)プログラム…2020年12月3日(木)~20日(日) ※時間は各施設に準じます。
   ②うちでたのしむ(オンライン)プログラム…2020年12月3日(木)~未定
会場:①きてたのしむ(オフライン)プログラム…京都国立近代美術館1階ショップ、ロームシアター京都パークプラザ3階共通ロビー、京都市京セラ美術館2階
   ②うちでたのしむ(オンライン)プログラム…後日、特設サイトを開設します。
企画:京都国立近代美術館
協力:京都市動物園、並河靖之七宝記念館、無鄰菴

【アーティスト紹介】
上村洋一(Yoichi Kamimura)

視覚や聴覚から風景を知覚する方法を探り、主にフィールドレコーディングによって世界各地の環境にアプローチし、そこで得た素材やコンセプトをもとにインスタレーション、絵画、サウンドパフォーマンス、音響作品などを制作し、台湾、ドイツ、スイス、アメリカそして日本各地で発表。フィールドレコーディングを「瞑想的な狩猟」として捉え、その行為を通して、人間と自然との曖昧な関係性を考察している。また、気候変動によって地球規模で変容を続けている自然環境を、美術と音楽の相互領域で捉えていくプロジェクト「0℃」や「Music for Environment」を運営している。http://www.yoichikamimura.com

「CONNECT⇄ 」~芸術・身体・デザインをひらく~についての詳しい情報は下記公式ウェブサイトにてご覧いただけます。
https://connect-art.jp/