「第48回日本伝統工芸近畿展」受賞作品の見どころを聞きました! 《奈良県知事賞》乾漆螺鈿平文鞘翅箱

*作家・しんたに ひとみさんから作品についてコメント*                                                                                         

平安や鎌倉の螺鈿工芸に曲面へ螺鈿を配したものがあります。
曲面へ硬く曲がらない素材である貝を貼り付ける情熱に出会うたびに感嘆の思いに頭が痺れます。
素材の貝はどこからどんな方法で来て、誰がどの様な場所で加工し、どんな想いを籠めて作られたのか?
それらのものを創りあげた工人の遥か後ろ姿を追いかけて、現代から過去へ贈るファンレターのように制作を続けていきたいと思っています。 

しんたにさんのお話をもっと聞きたい方は、5月24日(金)午前11時からの「特別企画 受賞作家が自作を語る」にもぜひご参加ください。