*作家・樋口 邦春さんから作品についてコメント*
陶芸の道を志した頃に足繁く通った鳴門海峡、昨年末に鳴門に訪れた時、潮流の立体的な表現のアプローチについて考えました。
磁土による轆轤成型後に生地自体に動きをつけてからの彫文装飾を試み今回の作品を制作いたしました。
素焼き後にグラデーションになるように釉かけして1250度にて焼成しております。
少し深さのある鉢の形態により作品周りの空間にゆったりとした動きを感じ海峡の雄大な景色を見出してもらえるようにと思いを込め制作いたしました。
樋口さんのお話をもっと聞きたい方は、5月23日(木)午前11時からの「特別企画 受賞作家が自作を語る」にもぜひご参加ください。