*作家・三木啓樂さんから作品についてコメント*
漆工芸の世界で生きると定めて気が付けば四半世紀。
自分なりにはそれなりの物造りが出来るようになったと思える所もあれば逆に自分が知らない事が世界中に溢れている事も痛感するようになりました。
漆芸の世界では作品は自分の力以上のものは出来ません。
常にその時点での精一杯のところまでしか作れないのです。
そういう意味で、今回の作品に過分な賞を頂けたことは作品への評価はもちろん、「今の君の歩みで間違いはないよ」と言っていただいたような気がしています。
この機会に今の自分の歩んできた標を出来るだけ多くの方に見ていただければと期待しております。
三木さんのお話をもっと聞きたい方は、5月24日(金)午前11時からの「特別企画 受賞作家が自作を語る」にもぜひご参加ください。