「第48回日本伝統工芸近畿展」受賞作品の見どころを聞きました! 《京都新聞賞》型絵染着物「風雅紫苑」 

*作家・澤田麻衣子さんから作品についてコメント*

柄と地のバランスにこだわりました。

白い斜め格子を主題とする事で柄の重さを抑え、単色の濃淡を反復することで流れを生み出しました。

これまで多色で彩色する事が多かったのですが、あえて色数を抑えた事で生地や糸本来の美しさも見る事が出来たと思います。

モチーフは植物園で見た「イオクロマ」ミニエンジェルストランペット。小さなラッパ状の花を束に咲かせます。風に揺れる姿は天使たちの合奏が聞こえるかのようでした。

これからも季節を楽しんでいただける着物を染める事が出来ますよう、精進してまいります。
 

澤田さんのお話をもっと聞きたい方は、5月23日(木)午前11時からの「特別企画 受賞作家が自作を語る」にもぜひご参加ください。